「太陽系外惑星」の版間の差分

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=== 位置天文学法 ===
[[ファイル:Orbit4.gif|thumb|200px|伴星の公転によって主星がふらつく様子。]]
位置天文学 ({{en|strometryAstrometry}}) 法は、木星のような巨大な惑星によって恒星がふらつく様子を[[位置天文学]]的手法により精密観測し、それによって惑星の存在を確かめる方法である。[[連星]]の不可視[[伴星]]の発見に用いられるのと同じ手法である。[[1943年]]以降の初期の系外惑星探査に用いられたが、当時はまだ観測精度が低かったため、大きな成果をあげることはなかった。
 
2009年、太陽系から約20光年の距離にあるわし座の恒星「[[:en:VB 10|VB 10]]」に、位置天文学法によって初めての系外惑星が発見された。Pravdoらはパロマー山天文台の5mヘール望遠鏡で、12年間にわたり30個の恒星を断続的に観測し続けた。発見された惑星は[[木星質量]]の6倍もある巨大なガス惑星で、「[[:en:VB 10b|VB 10b]]」と名付けられた。主星であるVB 10は[[太陽質量]]の12分の1ほどしかないM型赤色矮星で、VB 10bとの質量比は15倍ほどしかない。しかしながら、直径についてはほとんど同じだと考えられている<ref>[http://www.astroarts.co.jp/news/2009/06/02astrometry_vb10b/index-j.shtml AstroArts:古典的な系外惑星検出法がついに成功]