「ロータス・カーズ」の版間の差分

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当初ロータス・カーズはセブンの置き換えを想定しており、その新型スポーツカーとエリートとのラインナップを予定していたのである。シャシデザインもエリートのFRPモノコックの流用を予定していたが、開発を急ぐ必要があったこと、エリートでのトラブル状況から断念を余儀なくされた。
 
ヒックマンはFRPフルモノコックに変わる新しいシャシデザインとして、プレス鋼板を溶接によって組み立てた[[フレーム形式 (自動車)#バックボーンフレーム|バックボーンフレーム]]に[[機関 (機械)|エンジン]]、[[トランスミッション]]、[[サスペンション]]などの主要[[ASSY]]をレイアウトし、それらの応力を負担しないFRPのボディをかぶせるデザインを考案した<ref group="注釈">一説にはチャップマン自身が考案したとされる。</ref>。
 
バックボーンフレームシャシは、セブンのスペースフレームに比較して圧倒的に製作時間を短縮でき、なによりも精度を容易に確保することができた。この生産性の向上こそ、この時ロータス・カーズに最も求められていた要素である。バックボーンフレームの採用により開発は順調に進み、本格的な開発開始からわずか2年後の1962年には量産がスタートしている。