「ブラック・レイン」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
118.1.162.128 (会話) による ID:66037860 の版を取り消し
109行目:
*日本側のキャスティング担当者とロケーションアレンジャーのおかげで外国映画の中でよく見受けられる「おかしな日本像」は多くはない。
*[[松田優作]]は、この映画の撮影の時点ですでに[[癌]]に侵されていたが、病をおして撮影に臨んだ(癌の事実を知っていたのは[[安岡力也]]のみだった)。しかし、映画公開直後に急死してしまい、この映画がもとで親交を深めたチャーリー役の[[アンディ・ガルシア]]は彼の死を悼んだ。この作品制作中の評判で松田優作の次回作は[[ロバート・デ・ニーロ]]出演、[[ショーン・コネリー]]監督作品のオファーが来ていた。
*なお、題名の『ブラック・レイン(Black Rain)』とは、原爆投下や空襲によって起こる煤混じりの雨を指している(作中、菅井が大阪空襲後の黒い雨に纏わる因縁をニックに語る)。菅井はアメリカが戦後日本人にもたらした個人主義が、義理人情の価値観を喪失した佐藤のようなアウトローを産んだと暗にアメリカ人を批判し、「黒い雨」という言葉を象徴的に用いる。菅井はアメリカを酷く嫌悪している訳ではなく、古い考えの義理人情を重んじる生き方であるため、「黒い雨」を降らせた事で日本は負けてしまい、アメリカの文化が入り、めちゃくちゃになり、アメリカ自身が困っている事を「因果応報」と捉えている。また、日本男児らしく「過去は振り返らない」という考えであった。同年公開の邦画『[[黒い雨 (映画)|黒い雨]]』のように戦争をストーリーの中心に据えた映画ではない。
 
=== 撮影の背景 ===