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== 副大統領 ==
{{韓国の事物|
建国直後の[[第一共和国 (大韓民国)|第一共和国時代]]には、'''副統領'''(ふくとうりょう、{{lang|ko|부통령}}、プトンニョン)と呼ばれる[[副大統領]]職が設置され、大統領が職務を継続できない事態になった場合に大統領職を自動的に継承することになっていた。
|title=大韓民国の副大統領
|alphabet-type=[[文化観光部2000年式|アルファベット転写]]
|alphabet=Butongnyeong
|hangeul=부통령
|hanja=副統領
|hiragana=ふくとうりょう
|katakana=プトンニョン
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建国直後の[[第一共和国 (大韓民国)|第一共和国時代]]には、'''副統領'''(ふくとうりょう、{{lang|ko|부통령}}、プトンニョン)と呼ばれる[[副大統領]]職が設置され、大統領が職務を継続できない事態になった場合に大統領職を自動的に継承することになっていた。
 
大統領と同様に、当初は国会議員の[[秘密投票|無記名投票]]によって選出されていたが、第1次[[憲法改正]]([[1952年]][[7月7日]])によって[[国民]]の[[普通選挙|普通]]・[[平等選挙|平等]]・[[直接選挙|直接]]・[[秘密選挙]]による選出となった。しかただしその際、韓国では選出方式として、[[アメリカ合衆国副大統領|アメリカの副大統領]]のように大統領のペアとして選出される方式を採らず、大統領選挙と同時に行われる副統領選挙の結果で選出する方式を採った。そのため、[[与党]]への反発から1952[[1956]]([[1956年大韓民国大統領選挙|第三代大統領選挙]])以降は正副大統領が与野党別々の政党から選出されると言う[[ねじれ現象]]が発生し、高齢の[[李承晩]]大統領が職務を継続できなくなったら自動的に与野党が交代する事態が続いていた。[[1960年大韓民国大統領選挙|1960年の選挙]]で与党・[[自由党 (大韓民国)|自由党]]が大規模な[[不正選挙|不正行為]]を起こしたのは、これも一因となっている。
 
結局、[[1960年]]の[[四月革命 (韓国)|四月革命]]で李承晩政権が崩壊すると、第3次[[憲法改正]]時に大統領と副大統領の役割が見直され、[[第二共和国 (大韓民国)|第二共和国体制]]の発足時に副統領職は不要な役職として廃止された(韓国憲法の改正については、[[大韓民国憲法#沿革]]参照)。