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'''江國 滋'''(えくに しげる、[[1934年]][[8月14日]] - [[1997年]][[8月10日]])は、東京出身の演芸評論家、[[エッセイスト]]、[[俳人]]。俳号は'''滋酔郎'''。
== 来歴・人物 ==
小学校時代、1945年秋、東京から[[静岡県]][[庵原郡]][[蒲原町]](現在の[[静岡市]][[清水区]])に転校して徹底的ないじめを受ける<ref name="家庭画報">江國滋「先生の風呂敷包み」(『家庭画報』1997年10月号)</ref>。当時の経験を後に「怨み骨髄、あのときのいじめの下手人たちの顔も名前も身体的特徴も、いまだに忘れていない」と語り、文筆家になってからも紀行文の中で当時の恨みつらみを吐露している<ref name="家庭画報" />。
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初の単行本『落語手帖』以来、初期は演芸評論を主に行う。その後、随筆や紀行文を書くようになる。
[[1969年]]に[[小沢昭一]]、[[永六輔]]らと共に、[[東京やなぎ句会]]を発足。俳人としては、[[俳諧]]味に溢れた軽妙な作風で知られ、殊に挨拶句の名手として知られた。また長年『[[日本経済新聞]]』の投句欄「日経俳壇」の選者を務めた。俳句に関しては独学に近く特定の師を持たなかったが、[[鷹羽狩行]]とは親交が深く添削なども受けていた。
[[1989年]]の『日本語八つ当たり』で[[小林よしのり]]の漫画
アマチュアのマジシャンとしても有名で、[[ナポレオンズ]]に「江國さんのカードマジックは話術まで入れたら世界一だ」と誉められたことを大変喜んでいた。
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1997年春に[[食道癌]]と診断され、手術を受けたが、この手術の合併症により、同年8月10日に死去。享年62。闘病中の句集『癌め』及び俳句日記『おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒』が没後に出版される。
長女は
== 著作リスト ==
*落語手帖
*落語美学
*落語無学
*絵本・落語風土記
*現代たれんと気質
*人間山脈
*阿呆旅行
*東京探検
*語録・編集鬼たち
*遊び本位
*男女驚学
*にっちもさっちも
*落語への招待
*読書日記
*杖の夢
*江国滋の「話がご馳走」
*旅はプリズム
*アメリカ阿呆旅行わん・つう・すりー
*俳句とあそぶ法
*旅はパレット
*トラキチ男泣き日記
*神の御意 - 滋酔郎句集
*江国滋俳句館
*スペイン絵日記
*旅ゆけば俳句(1986年 日本交通公社出版事業局
*俳句旅行のすすめ
*にんげんスケッチブック
*きまぐれ歳時記
*季のない季寄せ
*日本語八ツ当り
*旅券は俳句
*伯林感傷旅行 旅券は俳句
*慶弔俳句日録
*英国こんなとき旅日記
*寝るには早すぎる
*書斎の寝椅子
*スイス吟行
*名画とあそぶ法
*微苦笑俳句コレクション
*挨拶がいっぱい 慶弔俳句日録'
*ラプソディー・イン・アメリカ
*慶弔俳句日録
*イタリアよいとこ
*あそびましょ
*きょうという日は 江國滋の絵ごよみ 春夏秋冬
*癌め
*おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒 江國滋闘病日記
==
{{Reflist}}
{{DEFAULTSORT:えくに しける}}
[[Category:日本の随筆家]]
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[[Category:日本の雑誌編集者]]
[[Category:新潮社の人物]]
[[Category:
[[Category:慶應義塾大学出身の人物]]
[[Category:東京都出身の人物]]
[[Category:1934年生]]
[[Category:1997年没]]
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