「天使にラブ・ソングを…」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし タグ: ビジュアルエディター モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
編集の要約なし |
||
27行目:
殺人事件の現場を目撃した、しがない[[ナイトクラブ|クラブ]]歌手が、かくまわれた[[修道院]]で巻き起こす騒動を描いたコメディー。アメリカでは6ヶ月を記録する大ヒット[[ロングラン]]となり、主演の[[ウーピー・ゴールドバーグ]]の人気を不動のものにした。
なお、主役
キャラクターの名前のMaryは名前であればメアリー<ref>メアリ、メアリーと読むが伸ばすかどうかは好み等で変わる。</ref>またはマリー<ref>また、マリーにおいてもmarryやMarie、Marrieなどいくつか綴りがある。</ref>であるが、基本的にはメアリーと呼ぶ。
なお、マリアと読む人もいるが、Mariaは聖母マリアの名前である<ref>
== あらすじ ==
44行目:
:本作のメインキャラで[[リノ (ネバダ州)|リノ]]のクラブ「ムーンライトラウンジ」で歌うしがないクラブ歌手。英語表記はDeloris van Cartier及びSister Mary Clarence。ギャングである愛人ヴィンスが裏切り者を始末する現場を目撃して命を狙われる羽目になり、'''シスター・メアリー・クラレンス'''と名乗ってカトリックの修道院にかくまわれることになる。
:「ここは[[禁煙]]で、しかも修道服を着なきゃなんないだなんて、[[ペンギン]]みたいな姿じゃない!」と堅苦しい生活に辟易しながらも、やがて閉塞感の漂う修道院に手腕や歌で改革の嵐を巻き起こす中で、修道院長や周りのシスターたちと固い絆で結ばれていくことになる。
:性格は優しいが大雑把かつ型破りで、堅苦しいのが大の苦手だが明るくお茶目。手先はロバートに負けず劣らず、かなり不器用<ref>ロザリオ製作でビーズを2回飛ばして複雑と愚痴るなど。</ref>。お茶目な性格からたまにジョークを話すが、元来の性格から下ネタを放って周りのシスター達が
:彼女の型破りな行動は周囲に影響を与えていき、その影響力は周りのシスター達から堅物過ぎる修道院長、さらには町や町人の心までも変えてしまったが、周りが変わるにつれてデロリス自身も心情などが少しづつ変化していっている。
:幼少時はカトリック系の学校に通っており、担任のシスターに見放される位反抗的な問題児で、担任のシスターからは「貴方ほど反抗的な人は
:この映画のためにウーピーは歌唱訓練を受けており、コメンタリーでは「バスタブで歌う鼻歌がどれだけ気楽か思い知った」と答えている。ウーピーによると歌は
:
<!--初版のサウンドトラック封入の歌詞カードに載っている解説では、ウーピーがインタビューに対して上述の回答を寄せたことについて言及されているので、「雑誌でのインタビューで~」の件だけ消しました-->
;ヴィンス・ラ・ロッカ
:演:[[ハーヴェイ・カイテル]]([[堀勝之祐]]/同)
:ネバダ一帯に縄張りを持つマフィアのボス。英語表記はVince la Rocca。デロリスは愛人であったが、殺人現場を目撃されたため、抹殺しようと執拗に狙う。裏切り者を容赦なく始末する冷酷さを持つにも関わらず、尼僧のデロリスを撃てないほどの篤信家かつ小心者で、毎回部下のジョーイやウィリーに撃たせようとする。その為、祈っていたデロリスから部下のジョーイとウィリーの前で
;修道院長
:演:[[マギー・スミス]]([[藤波京子]]/[[京田尚子]])
:聖キャサリン修道院の[[女子修道院長|院長]]。シスター名は不明。英語表記はMother Superior。シスター達からは
:続編では昔、デロリスと同じように新しい事に挑戦し、
:なお、コメンタリーではデロリスを演じたウーピーやラザラスを演じたメアリー、エミール監督などから
;メアリー・パトリック
:演:[[キャシー・ナジミー]]([[さとうあい]]/[[信沢三恵子]])
:ふくよか体型のかなり陽気で表情豊かなシスター。英語表記はSister Mary Patrick。ふくよかな体型に反して踊りが上手く、動きが結構身軽。性格は非常に陽気でマイペースで優しく茶目っ気もあり歌やダンスなど楽しいことが大好き。
:デロリスとの絆から、彼女が拐われた際には「
:性格の明るさは本人曰く「昔からの性分」であり、彼女の母をして「将来は尼さんかスチュワーデスね」と言わしめたと自身が語るほど。
:修道女仲間の中ではメアリー・ロバート、メアリー・ラザラスと特に親しい。
:コメンタリーにおいて、演じたキャシー曰く、パトリックはデロリス同様に「形だけの」シスターよ、と話し「パトリックの歌い方はずっと
:なお、キャシーはパトリックを演じるに辺り、偶然つけたTVに写った元気で明るく陽気なシスター『シスター・ハート』を見て、彼女がパトリックのモデルだと思い、彼女をモチーフにパトリックのキャラを作ったとも話した。
;メアリー・ロバート
:演:[[ウェンディ・マッケナ]]([[矢島晶子]]/[[石川悦子]])歌唱部分:アンドレア・ロビンソン
:シスター達の中で一番年の若いシスター見習い。英語表記はSister Mary Robert。かなり内向的で非常に大人しい性格だが、修道院に溶け込めずにいたデロリスのことを誰よりも先に気遣う優しさと思いやりを持つ。大好きなものは春。兄弟姉妹は兄がいる。
:奉仕の人生が自分の使命だと考えて修道女を志願したものの、引っ込み思案で不器用な性格、本人曰く「何につけても人よりやる事が下手で遅い」との事から強い劣等感を抱き、自信が持てなかったが
:デロリスと出会い歌う楽しさや喜びを知ってからは徐々に明るく積極的な性格に変化すると同時に勇敢さと毅然さも併せ持つようにもなり、デロリスが誘拐され、自身がデロリスの咄嗟の起点で逃げ仰せ、修道院に戻って知らせた際にはみんなで救出しに行こうと真っ先に院長に進言した。
:歌で自分の中の劣等感から解放された事、誘拐されかけた際にデロリスから咄嗟の起点で助かって逃げ仰せた事で2度に渡り救われた事から、デロリスを誰よりも信頼し心を開いている。
:聖歌隊では最初は弱々しくか細い声しか出せなかったが、特訓の末に大きな声を出すことが出来るようになり、ソロパートを務めあげるまでに上達した。その歌唱力はかなりハイレベルである。
:なお、劇中で実際に歌唱しているのはウェンディではなくアンドレア・ロビンソンで、歌唱が吹き替えられているのはウェンディだけである。吹き替えられた理由は歌声が監督のイメージとは違ったため。
:ウェンディ・マッケナはコメンタリーにおいて「“もちろん歌えるわ"と言って(披露したら)恥をかいた」と話し「口パクなら任せてよ」と発言しており、ロバートについては
;メアリー・ラザラス(吹き替え版ではメアリー・ラザロ)
:演:[[メアリー・ウィックス]](河村久子/[[牧野和子]])
:聖キャサリン修道院のシスターで聖歌隊の元指揮者。英語表記はSister Mary Lazarus。シスター内でも年はかなり年長で、シスターの中で2番目に
:デロリスとの絆から、彼女が拐われた際には「警察だけじゃ不安よ」と話して助けに行こうとしていた。
:なお、彼女が聖キャサリン修道院の前にいた修道院は森の中深くにあり、電気は無く、真冬も裸足で、文明から離れているという
:なお、作中でデロリスなどはシスター・ラザラスと呼んでいるが、吹き替え版ではシスター・ラザロになっている。
:ラザラスを演じたメアリー・ウィックスはコメンタリーでラザラスについて「ラザラスは最初、固定観念を持っているの。でも、デロリスに歌の楽しさを教えて貰ってから、彼女
:
:
;メアリー・アルマ
:演:[https://it.m.wikipedia.org/wiki/Rose_Parenti ローズ・パーレンティ]
:聖キャサリン修道院のシスターの1人で、ピアノを弾く担当で補聴器の比較的小柄なおばあちゃんシスター。英語表記はSister Mary Alma。補聴器は片一方のイヤホン部分に本体が繋がり、それを胸元に付けるタイプのものを使用し、左耳につけている。デロリスからは最初以外、アルマと呼ばれている。ピアノを弾くのだが耳が遠いため
:I will follow Him内では、数秒ながらも手元を見ずにピアノを弾きながらリズムをとり横にステップを踏むというおばあちゃんらしからぬプロの
:CDのShoutという曲の歌詞カードの中では歌詞カードを書いた人のミスにより
;エディー・サウザー
:演:[[ビル・ナン]]([[玄田哲章]]/[[西村知道]])
:事件の捜査とデロリスの警護を担当する警部。英語表記はEddie Souther及びInspector Souther。優しく曲がった事が嫌いで正義感にあふれており少し口が悪く雑把な所があるかなりの猪突猛進型。内通者を見抜くなど頭の回転と勘は良いが、拳を食らわすなど少し手が出やすい部分もある。他者を守りたいという気持ちが非常に強く、その思いから強い口調になったり暴言を吐くことも。
:デロリスに対して度々強く発言するが、ミサに誘われると笑顔で了承するなど、優しい紳士である。
:犯人に居場所がばれてデロリスとロバートは誘拐されるが、デロリスの咄嗟の起点で車から押し出されて転がり助かったロバートを手を差し伸べて立ち上がらせ、修道院に戻り伝えように言った後、真っ先に犯人の車を追いかけ、飛行機に乗ってリノまでデロリスを守りに来た
:デロリスは助けられた後、エディーに対し「人を警護するよりも攻撃の方が得意ね」と称した。
:サウザー警部を演じたビル・ナンはコメンタリーで
;オハラ司教(Bishop O'Hara)
:演:[[ジョゼフ・メイハー|ジョゼフ・メイハー]]
:聖キャサリン修道院の司教。作中ではミサで向上を述べたりする役割を担う。穏やかで優しい性格で、賛美歌をモータウン風
:法皇様が聖歌隊の評判を聞きつけ日曜の夜に御閲覧に際した際はかなり嬉しげにソワソワしており、その話を勿体ぶった為、ラザラスから
;ジョーイ
:演:ロバート・ミランダ(西村知道/[[山下啓介]])
108 ⟶ 106行目:
:演:[[リチャード・ポートナウ]]([[千田光男]]/[[曽我部和恭]])
:ヴィンスの部下。英語表記はWilly。ジョーイ同様、小心かつ敬虐で尼僧に対し銃を向けられない性格。
;聖キャサリン修道院聖歌隊のシスター達
:演:[https://en.m.wikipedia.org/wiki/Susan_Johnson_(actress) スーザン・ジョンソン]、[https://en.m.wikipedia.org/wiki/Susan_Browning スーザン・ブロウニング]、[https://en.m.wikipedia.org/wiki/Edith_D%C3%ADaz エディス・ディアス]、[https://en.m.wikipedia.org/wiki/Darlene_Koldenhoven ダーリーン・コルデンホーヴェン]、[https://en.m.wikipedia.org/wiki/Beth_Fowler ベス・ファウラー]、[https://en.m.wikipedia.org/wiki/Ruth_Kobart ルース・コバルト]、プルーデンス・ライト・ホルムズ、[[カルメン・サパタ]]、[https://en.m.wikipedia.org/wiki/Pat_Crawford_Brown パット・クロフォード・ブラウン]、[https://en.m.wikipedia.org/wiki/Ellen_Albertini_Dow エレン・アルバーティーニ・ダウ]、シェリ・イザード、ジョージア・クレイトン
:聖キャサリン修道院における聖歌隊のシスター達。年齢層はおばあちゃんまたはおばちゃんだが、中には若く見えるシスターもいる。ルース・コバルト演じる、ベースパートの白枠眼鏡のラザラスと同じぐらいに長身のおばあちゃんシスターがシスター・メアリー・イグネイシャス<ref>Ignatiusは元はラテン語の名前である為に読み方が2つあり、修道院長はイグネイシャスと呼ぶが字幕ではイグナティウスになっている。</ref>、カルメン・サパタ演じる、ソプラノパートのイグネイシャスに少し似た顔立ちの度の強いフチなし丸眼鏡の比較的長身の落ち着ついているお上品系シスターがシスター・メアリー・アニマ(Sister Mary Anima)と名前がそれぞれ出ている<ref>イグネイシャス(イグナティウス)はデロリスを助けに行った際にリノのカジノでいつの間にかスロットをしており、修道院長がそれを叱った際に名前を呼ばれた。アニマの名前は修道院長が神父の修道院長に助けに行く旨を伝えるよう指示した際に名前を呼んでいるが、
:聖歌隊の初期段階ではパート事に並ぶ基本すら出来ていない上、それぞれが音程やテンポすら取れず<ref>底抜けに明るい笑顔のおばちゃんシスターは
:底抜けに明るい笑顔のおばあちゃんシスター、スーザン・B演じるアルトパートの
:基本的に皆敬虐なシスターだが、イグナティウスはデロリスを助けに行った際にいつの間にやら楽しくスロットをしており
:
:
:
:
:
:
:演:[https://en.m.wikipedia.org/wiki/Toni_Kalem トニ・カレム]
:ヴィンスの妻。偶然、テレビに写った聖キャサリン修道院を見て
:街での奉仕中にデロリスやパトリックと踊っていたギャルっぽい女の子達。パトリックの暴走に驚き、デロリスと共に去ろうとしたが、2人と打ち解けて仲良くなった。
:
:デロリスの歌手仲間の
日本テレビ版:1996年4月26日『[[金曜ロードショー]]』
== 挿入曲 ==
* Hail Holy Queen - ヘイル・ホーリー・クイーン
* My Guy(My God) - マリー・ウェルズ
* [[愛のシャリオ|I Will Follow Him]] - [[ペギー・マーチ|リトル・ペギー・マーチ]]
143 ⟶ 141行目:
==ミュージカル版==
{{Main|シスター・アクト〜天使にラブ・ソングを〜}}
映画公開から19年後の2011年に本作がブロードウェイミュージカル化された。プロデューサーは映画版の主演を務めたウーピー・ゴールドバーグが、音楽は『[[リトル・マーメイド]]』や『[[アラジン (映画)|アラジン]]』などのディズニーミュージカルアニメ作品を作曲したアラン・メンケンが担当している。ストーリーの大筋と登場人物は映画版を踏襲してはいるが、楽曲は全て書き下ろしであり、映画版での挿入曲は使用されていない。
2014年6月1日<ref>{{Cite web|url=http://www.tohostage.com/sister_act/ticket.html|title=シスター・アクト 全国公演スケジュール|accessdate=2015-01-19}}</ref>、日本上演<ref name="cite_senshuraku">{{Cite web |url=http://www.tohostage.com/sister_act/ |title=帝国劇場 ミュージカル『シスター・アクト~天使にラブ・ソングを~』: |publisher=[[東宝]] |accessdate=2013-07-03}}</ref>。2014年8月3日、[[千秋楽]]。2016年5月22日~6月20日再演<ref name="cite_senshuraku"/>。
150 ⟶ 148行目:
{{Reflist}}
== 関連項目 ==
*[[天使にラブ・ソングを2]]
== 外部リンク ==
|