「戦国自衛隊1549」の版間の差分

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実際には第三特別実験中隊は、磁場シールドの暴走で1547年の[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]に[[タイムトラベル|タイムスリップ]]してしまい、騎馬武者たちの攻撃に遭う。第三特別実験中隊の[[指揮官]]、的場一佐は攻撃を禁じて退避を試みたが、[[87式偵察警戒車]]の乗員を殺されたことを皮切りに総攻撃を開始し、[[90式戦車]]や[[AH-1 コブラ#日本|AH-1S対戦車ヘリ]]・[[89式装甲戦闘車]]などで騎馬武者たちを蹴散らした。
 
その後、[[自衛隊]]であることを捨てて本格的な歴史改変のため、天導衆を名乗り[[捕虜]]にした敵兵を用いて城を建築し、使用不能になった車両のパーツ流用して天母城を建築した。しかし2年後の[[1549年]]、歪められていく歴史を再度修復すべく[[2005年]]からタイムトラベルしてきた自衛隊の極秘実行部隊「ロメオ隊」と1549年の現地人の行動により天導衆は壊滅した。
 
装備に関しては以下の通り。
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* [[88式鉄帽]]
* 天母城
*: 天導衆が90式戦車回収車を使い平成からの[[追撃]][[部隊]]を迎撃すべく建設した城。石油精製施設やAH-1S コブラ用の[[ヘリポート]]、12.7mm重機関銃M2が設置された物見櫓などを持つ。
 
長持ちしそうにない[[兵器]]が大半を占め、使い物になりそうにないものも無造作に混じっている。例えば
* 多連装ロケットシステムは敵軍を一撃で殲滅できそうだが1回しか撃てないので、割に合わないという風に見て取れる。
* 96式多目的誘導弾システムも戦国時代には[[赤外線]]を発する攻撃対象が存在しないため、劇中での方法ぐらいしか使い道がい。
* 発射機のみで飛ばされた88式地対艦誘導弾は使用すらできない(発射のためには、[[射撃管制装置|管制車]]や[[レーダー]]車などが必要)。
 
=== ロメオ隊 ===
[[自衛隊]]の極秘作戦「オペレーション・ロメオ」の実行[[部隊]]である。
 
虚数空間を発生させている原因である第三特別実験中隊の救出と、歪められた歴史の修復を行うことで虚数空間を消滅させることが[[作戦]]の目的である。[[2005年]][[10月13日]]12:05、オペレーション・ロメオは決行され、ロメオ隊が[[1549年]]への[[タイムトラベル]]を開始した。
 
装備は以下の通りである。
 
* [[96式装輪装甲車|96式装輪装甲車改]](映画オリジナルの内部を医療用に改造したバージョンで、車体後部に[[赤十字]]マークを付けている)
* [[87式偵察警戒車]]
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* [[88式鉄帽]](後半では鉄帽が何らかの理由で不足していたのか、一部の面々は七兵衛が調達した兜を着用)
* [[人感センサ|対人センサー]]
*: 戦国時代の人々の襲撃に備えて設置されたが、天導衆によって[[ケーブル]]を切られ使用不能となる。
 
過去への干渉を防ぐため、過去の人間への接触は固く禁じられており、使用する[[弾頭]]や[[薬莢]]は[[セルロース]]製の衝撃弾で、撃たれた相手を遠くへ吹っ飛ばすほどの衝撃を与え(殺傷能力は低い)、数年で土に戻るよう配慮されている。また、衝撃弾を装填した[[弾倉]]には区別のため黄色いテープが巻かれている。ただし、オブザーバーの鹿島には知らされていないが、相手が第三特別実験中隊だった場合は殺傷能力が充分あり、[[甲冑]]も貫通する実弾の使用が許可される。
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あくまで第三特別実験中隊の捜索が第1目標なので、[[戦車]]などの攻撃的な車両は配備されておらず、代わりに[[レーダー|索敵]]能力の高い[[87式偵察警戒車]]、[[OH-1]]が配備されている。他に、第三特別実験中隊には装備されていない[[軽装甲機動車]]や[[82式指揮通信車]]がある。
 
もともとUH-1Jは操縦系・[[エンジン]]系に[[電子機器]]をほとんど使っていないため、現象の影響を大して受けることなく飛行することが可能であるので、[[兵器]]についての知識に乏しい人からは一見矛盾して見えるラストシーンも実はつじつまが合っている。
 
人選に関しても、全て[[下士官#自衛隊|陸曹]]以上の階級の隊員で構成され、[[士 (自衛隊)|陸士]]の階級の隊員は組み入れられていないなど、全体的に"[[火力 (軍事)|火力]]"や"量"・"質"より"速"を優先している模様。
 
ちなみに、映画本編において、序盤にロメオ隊が襲撃を受けた後の会話で「UH-1Jを失いました」とあるが、これは、襲撃を受けた際UH-1Jは飛び立てず、その後天導衆に[[鹵獲]]され天母城に運ばれた模様。のちに城内から奪還している。また、後半にロメオ隊員が84mm無反動砲を使ってAH-1Sを[[撃墜]]するシーンがあるが、84mm無反動砲は[[無反動砲]]にも関わらず、何故か[[ミサイル|誘導弾]]を発射している(現実に存在する[[砲弾]]は、各種無反動砲弾と[[成形炸薬弾|対戦車ロケット砲弾]]のみ)。
 
=== 虚数空間 ===
[[2003年]]に各地に現れた漆黒の空間。通称、「ホール」。[[ブラックホール]]ほどではないが、周囲の光や物質を飲み込みながら成長するという性質がある。
 
虚数空間のある場所は[[自衛隊]]の基地が設置されており、人工雲などでカモフラージュされているので存在は世間には知られていない。その原因は[[2003年]][[10月13日]]15:34、人工磁場シールドの暴走事故により、[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]へ[[タイムトラベル|タイムスリップ]]した[[陸上自衛隊]]第三特別実験中隊が引き起こした歴史改変である。実際、彼らが過去へ飛ばされた直後からゴルフボール大のものが出現し始め、[[2005年]]の時点では富士山麓の虚数空間は直径数十メートルにまで成長した。
 
世界の侵食を食い止めるため、2005年に「オペレーション・ロメオ」が決行された。
 
=== 人工磁場シールド ===
[[陸上自衛隊]]保有の架空のシステム。本来は[[太陽]]からの[[電磁波]]「[[デリンジャー現象|ソーラーマキシマム]]」から情報・通信回路をシールドする目的で製作された。
 
機器そのものは[[73式大型トラック]]に装備され、管制センターからコントロールし2台1組で運用される。[[プラズマ]]量が装置の耐久予測値を超えてなお出力を上げた場合、シールド内の直径70メートルの空間全体が「456年前の世界」と74時間26分の間入れ替わってしまう。