「核融合反応」の版間の差分

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* '''ピクノ核融合''' - 非常に高密度の星([[白色矮星]])の内部で起こっていると考えられている核融合反応。電子が原子核の[[クーロン力]]を強く遮断して、低温の状態でも[[零点振動]]による[[量子トンネル効果]]により核融合が起こる。
* '''[[ミューオン触媒核融合]]''' - 負ミューオンは電子と電荷は同じだが約200倍の質量を持つので束縛軌道半径が約200分の1である。そのため、電子を負ミューオンに置き換えると原子核同士が接近しやすくなり核融合が起こりやすくなる。負ミューオンは消滅までに何度もこの反応に関与できるので触媒のように作用する。
* '''[[クォーク]]融合<ref>[[https://phys.org/news/2017-11-theoretical-quark-fusion-powerful-hydrogen.html Theoretical quark fusion found to be more powerful than hydrogen fusion]]<ref>''' - 6種類(アップ、ダウン、ストレンジ、チャーム、トップ、ボトム)のクォーク(原子核・[[陽子]]・[[中性子]]などを構成する[[素粒子]])どうしが結合、[[バリオン]]など複合粒子を構成する際に放出されるエネルギー。ボトムクォーク2個の融合時には約138MeV(水素核融合と比較して8倍以上というエネルギー量)が放出され、残りはより軽いクォークからなるバリオンに変化することが突き止められた。しかし、エネルギーの放出時間はわずかに1ピコ秒(1兆分の1秒。ピコセカンドとも呼び、「ps」と表記する。1ピコ秒間に、光は真空中を約0.3mm進む)ほどしかなく、[[水素爆弾]]のような連鎖的な反応を引き起こすには至らないことが判明した。
* '''[[常温核融合]]''' - 室温で核融合が起こるとされた実験報告がなされた。