「シャイアン・マウンテン空軍基地」の版間の差分
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'''シャイアン・マウンテン空軍基地'''(Cheyenne Mountain Air Force Station)は、[[アメリカ空軍]]の[[基地]]の一つ。[[コロラド州]][[コロラドスプリングス]]近郊にあり、[[冷戦]]期には[[北アメリカ航空宇宙防衛司令部]](NORAD)の地下司令部が所在した場所として知られていた。[[2006年]]以降は待機保管状態にある。
== 概要 ==
冷戦が激しくなり、[[核戦争]]の危険性が現実味を帯びてくるようになった。[[1957年]]の[[スプートニク・ショック]]は[[大陸間弾道ミサイル]]による攻撃可能性も示唆する出来事であった。これらを受けて、[[1958年]]にNORADが設立されたが、当初は
NORADの任務は[[ソ連]]大型爆撃機に対する防空任務であったが、[[弾道ミサイル]]技術の発達に伴い、[[弾道ミサイル早期警戒システム|弾道ミサイル発射早期警戒]]も加えられ、これもシャイアン・マウンテンより指揮した。[[湾岸戦争]]の際の[[DSP衛星]]による[[スカッドミサイル]]発射警戒もここより行なっていた。NORADのほか、[[空軍宇宙軍団]]や[[アメリカ北方軍]]も司令部を置いていた。
2006年にシャイアン・マウンテンの施設は、[[対テロ戦争]]の時代に非効率と判断され、所在各部隊は近隣の[[ピーターソン空軍基地]]の地上施設へ移転した。移転後の施設は、空軍宇宙軍団の管理により保管状態に置かれ、要員の訓練に用いられるなど、短時間で稼動状態に復帰できるように維持されている。2015年3月、アメリカ国防総省は7億ドルかけてここを改修し、軍の精密通信機器を移転させると発表した。この基地は構造上、[[電磁パルス]] (EMP) による攻撃を受けにくいのが理由である
この基地は全面核戦争に備えた冷戦期の国防中枢として映画などで度々登場し、特に1983年の映画『[[ウォー・ゲーム (映画)|ウォー・ゲーム]]』での描写が有名である<ref name="huffingtonpost_2015-04-10">{{Cite web |author=Paul Vale |date=2015-04-10 |url=http://www.huffingtonpost.jp/2015/04/09/war-games-mountain-complex-to-re-open_n_7038076.html |title=ロッキー山脈の巨大な地下要塞「シャイアン・マウンテン基地」が復活 |publisher=[[ハフィントンポスト]] |accessdate=2015-04-25}}</ref>。
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== 脚注 ==
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== 外部リンク ==
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[[カテゴリ:戦時体制]]
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[[カテゴリ:軍事施設]]
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