「黄金の林檎」の版間の差分
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== ギリシア神話 ==
[[ギリシア神話]]には、黄金の林檎の話として以下の3つが伝わる。
=== アタランテー ===▼
▲=== アタランテー ===
女狩人であった[[アタランテー]]は、とても美しかったが、[[結婚]]には消極的だった。[[神託]]で、結婚すると不運が訪れると告げられていたからである。狩りに参加したアタランテーが毛皮を手に入れた後、彼女を結婚させようとした父は、娘に約束をさせた。求婚者は彼女と徒競走をして、求婚者が負ければ殺されるが、もし求婚者が勝てば、彼女はその者と結婚する、という約束であった。脚に自信のあったアタランテーは、喜んでその約束に応じた。▼
{{See also|アタランテー}}
▲女狩人であった
彼女は多くの競争相手を振り切って走った。[[ヒッポメ
=== ヘスペリデスの園 ===
[[ファイル:Mosaico_Trabajos_Hércules_(M.A.N._Madrid)_11.jpg|thumb|ヘスペリデスから林檎を盗む[[ヘーラクレース]]]]
[[ヘスペリデス|ヘスペリデスの園]]は[[ヘーラー]]の果樹園で
=== 不和の林檎とパリスの審判 ===
{{main|不和の林檎|パリスの審判}}
[[ゼウス]]が開いた[[ペーレウス]]と[[テティス]]の結婚の祝宴に招かれなかった争いの女神[[エリス (ギリシア神話)|エリス]]は、宴に乗り込むと黄金の林檎を式場に投げ入れた(あるいは転がし入れた)。黄金の林檎には「{{lang|el|καλλίστῃ}} (最も美しい女神に)」と書かれて
ゼウスは、人類で最も美しい男、[[トロイ|トロイア]]の[[パリス]]を思い出し、間もなく雄牛の審査会が行われ、そこでパリスが審判をすることに気付いた。ゼウスは、雄牛に姿を変えた[[アレース]]を遣わした<!--which was one of his symbols."his"はゼウス?アレース?-->。アレースは、ゼウスに命じられたこのこっけいな義務を受け入れた。神たるアレースはどこから見ても完璧であり、結果、金の月桂冠を勝ち取る。ゼウスはパリスが公正公平な審判をすると知っており、パリスに判断させようと考えたのである。
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パリスはすぐに兄弟と、[[ヘレネー]]と[[メネラーオス]]の結婚を祝うために出かけた。彼らはそこで夜を迎え、メネラーオスは[[アガメムノン]]に呼び出されると、ヘレネーとパリスだけが残された。このとき二人は愛を交わし、ヘレネーはメネラーオスを捨ててパリスとともにトロイへ向かった。ここからトロイア戦争が始まった。
岡田日出子の児童書「[[にゃんたん|なぞなぞ金のりんご にゃんたんのゲームブック]]」はこの伝説を下敷きに作られており<ref group="注">同作のプロローグではこの伝説が子ども向けの簡単な文で解説されている。</ref>、「エリスが投げ込んだ林檎を3つ持ってくること」を最終目的として話が展開されている。
== 北欧神話 ==
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== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
=== 注釈 ===
{{Reflist|group=注}}
=== 出典 ===
<references/>
== 参考文献 ==
* 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店、1960年。ISBN 4-00-080013-2。
== 関連項目 ==
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