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{{存命人物の出典明記|date=2017年11月26日 (日) 12:24 (UTC)}}
'''加藤 諦三'''(かとう たいぞう、[[1938年]](昭和13年)[[1月26日]] - )は、[[日本]]の[[社会学者]]、[[評論家]]、[[早稲田大学]]理工学部名誉教授、早稲田大学エクステンションセンター講師、日本精神衛生学会顧問、ハーヴァード大学 ライシャワー研究所 アソシエイト、ニッポン放送『テレフォン人生相談』パーソナリティー。
 
== 来歴 ==
[[1938年]][[東京都]]生まれ。祖父は政治家の[[加藤政之助]]、父親は大学教員<ref>『「自信が持てない人」の心理学』</ref>。{{要出典範囲|date=2017年11月26日 (日) 12:24 (UTC)|[[東京都立西高等学校|都立西高校]]卒業後、3度の挫折を経て}}[[東京大学大学院総合文化研究科・教養学部|東京大学教養学部]]入学、同大学院社会学研究科[[博士課程]]修了。[[早稲田大学]]理工学部助教授、教授、2008年定年、名誉教授。一般教養の社会学を教えていた。
 
[[1980年代]]中盤より「○○の[[心理学]](または○○の心理」)というタイトルの著書を多く発表しているが、加藤自身は[[社会学]]畑の出身で、心理学や[[精神医学]]について大学在学中に専門的な教育・訓練は受けていない。典型的ともいえる日本の厳格な家庭で育った加藤は、[[ハーバード大学]]への留学を機に渡ったアメリカで自分の意思を常に表すべきというその文化に大きな衝撃を受ける。後に精神医学と出会い人間性心理学や精神分析学を学び、現在ではそれらの研究を中心に心理学者として活動している。[[ハーバード大学]][[ライシャワー研究所]]の客員研究員をしており、現在もアメリカで行われている研究を中心に執筆を行っている。
 
{{要出典範囲|date=2017年11月26日 (日) 12:24 (UTC)|[[テレフォン人生相談]]に現在出演している[[ラジオパーソナリティ|パーソナリティ]]の中では出演歴は一番長い。[[1980年代]]後半より出演しているが、正確な初出演日は本人も覚えておらず、ニッポン放送にも記録は残っていない。}}。
[[2005年]]、[[ライブドア]]の[[ニッポン放送]]株大量取得に反発しライブドアが経営権を握った場合「[[テレフォン人生相談]]」を降板することを表明したが、騒動が落着し続投が決定した。
 
{{要出典範囲|date=2017年11月26日 (日) 12:24 (UTC)|[[2005年]]、[[ライブドア]]の[[ニッポン放送]]株大量取得に反発しライブドアが経営権を握った場合「[[テレフォン人生相談]]」を降板することを表明したが、騒動が落着し続投が決定した}}
 
2009年、東京都功労者表彰受賞。
 
[[2016年]]11月、[[瑞宝中綬章]]を受章。
 
== 人物 ==
[[テレフォン人生相談]]に現在出演している[[ラジオパーソナリティ|パーソナリティ]]の中では出演歴は一番長い。[[1980年代]]後半より出演しているが、正確な初出演日は本人も覚えておらず、ニッポン放送にも記録は残っていない。特に家族関係の相談を得意とし、相談者を厳しく叱責することもある。ただ相談を聞いているような受け答えをしているが、[[精神分析学]]を基にした非常に的確な分析を即座に行っており、相談者を本心に近づける話術にも優れている。[[リスナー]]の間では「加藤先生の神回答」などと絶賛されることも多々あるが、精神分析に基づいた受け答えをしており根拠のない体験談のみで話しているわけではない。
 
テレフォン人生相談では番組の最後に、その回の相談内容に対する意見や感想などを短くまとめた[[格言]]を述べる。以前は先人の格言を引用することが多かったが、最近は自らの言葉で締めるケースが主流になっている。
 
== 語録 ==
*やきもち・嫉妬は受身の人の攻撃性です。
*愛における大きな過ち、ロマンチズム。
*働きたくない気持ちは劣等感の症状です。
*変身願望は人間関係が希薄な人に現れます。
*自分が良い人になりながら自分の要求を通すことはできません。
*嫌いな人にしがみついて離れられない。人間関係依存症と言います。
*ひどいことをしても恨まれない人もいるけれど、立派に生きて恨まれる人もいます。
*自分の言葉が相手を傷つけないかいつも気にする人は心の底に敵意があります。
*誰かを人間のクズだと叫ぶ人は、誰か私を助けてと言っている。
*お前は人間のクズだと叫ぶ人は、自分が人間のクズだと思っています。
*受身の我慢で人は不幸になります。
*人の言いなりになる人の周りには、ずるい人が集まります。
*傷つきやすくて我慢ができない。生きるのに不適格な性格です。
*能動的な人は、放っておけます。受け身の人は、放っておけません。
*これというはっきりした離婚原因がない場合の方が、問題は深刻です。
*美しく年をとることは、外から内へエネルギーを向けることです。
*人はいろいろな運命を背負ってこの世に生まれてきます。自ら固有の運命を生き抜くこと。
*成長段階に応じて、許される事と許されない事とがあります。
*対人恐怖症は自分恐怖症である。
*自分の嫌いなことで成功した人は不幸である。
*太っているからは都合のいい口実である。
*愛さない人は愛されない。
*自己中心の人は自分のふさわしい人と付き合えない
*人生にはある程度の困難があったほうがいい。
*ごく普通の生活をする事は、なんでもないように思えますが、実は、大変な努力と心の成長を必要とします。
*奇妙な事件が起きた時というのは、奇妙な人間背景が背後にあります。
*男と女の関係に見えるけれども、実は親子の関係という事もあります。
*コミュニケーション出来ない人は人間関係の距離感がありません。
 
== 出演番組 ==
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== 著書一覧 ==
[[自己啓発]]書を中心に膨大な数の著書を執筆しているが、その大半は、[[テレフォン人生相談]]での経験や、加藤の元に寄せられた悩める人の手記等を例にしながら精神分析学を基にした内容を一般的に分かりやすい表現にして書かれている。心理学というものが正しく認知されていない分野でもあるために本人が個人的感想を書いていると誤解されていることもあるが、心理学的な内容を作家らしい表現で執筆している。
 
=== 1960年代 ===
*『あやまちだらけの青春』朝日新聞社 1964