「いじめ」の版間の差分

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=== 日本政府による定義 ===
[[平成]]18年以前の日本[[文部科学省]]の定義では「自分より弱い者に対して一方的に、身体的・心理的な攻撃を継続的に加え、相手が深刻な苦痛を感じているもの」とされていた<ref name=monka/>。2006年([[平成]]18年)度[[文部科学省]]による調査<ref>児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査</ref>において、いじめの新定義として「'''当該児童生徒が、一定の人間関係のある者(ある集団に属する者)から、心理的、物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの'''」とされ、起こった場所は学校の内外を問わない、個々の行為が『いじめ』に当たるか否かの判断は表面的・形式的に行うことなく、いじめられた児童生徒の立場に立って行うものとする、とされた<ref name=monka>いじめの定義:文部科学省 http://www.mext.go.jp/ijime/detail/1336269.htm</ref>。また、具体的ないじめの種類に「パソコン・携帯電話での[[誹謗中傷|中傷]]」「悪口」などが追加された。いじめの件数についても「発生件数」から「認知件数」に変更された。
<!---{{要出典範囲|date=2014年8月|2006年度以前は、いじめは「自分より弱い者に対して一方的に」行われるとは限らず、「強い」「弱い」といった立場が流動的に変化しながら様々な形でなされることから、「一定の人間関係のある者から」受ける攻撃を一般的に指す文言に改められた。ただし「一定の人間関係」があるということは、偶発的な暴力などは含まないと解釈できる。また、「身体的」から「物理的」攻撃という文言に改定されたので、モノを壊すなどの行為も明確に含まれることになる。さらに、「継続的」攻撃であるという点や、苦痛が「深刻」であるという条件が削除されたため、全体として「いじめ」の定義は大きく拡張されたことになる。いずれにせよ、いじめは被害者の「精神的な苦痛」を基礎として判断される。そのため、被害者の側に立った定義であると同時に、心の中の苦痛を基準とする点で客観的な検証が難しいという問題も抱えている。}}--->