「パーソナリティ障害」の版間の差分

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{{未検証|date=2015年12月|section=1}}
治療は[[精神療法]]を中心にして行われる{{sfn|市橋秀夫|2006|pp=90-93}}{{信頼性要検証|date=2015-12}}。[[薬物療法]]は合併しているI軸の精神障害の治療や、精神症状に対する対症療法として補助的に用いられる{{sfn|市橋秀夫|2006|pp=90-93}}{{信頼性要検証|date=2015-12}}。厚生労働省のホームページにおいては、薬物療法では、[[抗躁薬|気分安定薬]]や[[SSRI]]や少量の[[抗精神病薬]]が症状の軽減に有効であるとされている<ref>[http://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_personality.html パーソナリティー障害] (厚生労働省)</ref>{{信頼性要検証|date=2015-12}}。
 
精神療法の中では、[[ランダム化比較試験]] (RCT) により、[[弁証法的行動療法]] (DBT: Dialectical Behavioral Therapy) と[[境界性パーソナリティ障害#メンタライゼーション療法|メンタライゼーション療法]] (MBT: Mentalization-based Treatment) の有効性が実証されている<ref>白波瀬 丈一郎 (2008).境界パーソナリティ障害治療に関する最近の動向――精神療法を中心に――.精神神經學雜誌,''110'',1219-1224.</ref><ref>ガンダーソン,J.G. 黒田 章史(訳) (2006).境界パーソナリティ障害――クリニカル・ガイド―― 金剛出版</ref><ref>ベイトマン,A.&フォナギー,P. 狩野 力八郎・白波瀬 丈一郎(監訳) (2008).メンタライゼーションと境界パーソナリティ障害――MBTが拓く精神分析的精神療法の新たな展開―― 岩波学術出版社</ref>。
 
一部のパーソナリティ障害は、30~40歳代までに状態が改善していく傾向(晩熟現象)があるとされている。それは加齢による生理的なものの影響だけではなく、社会生活を通じて多様な人々に触れ、世の中にはさまざまな生き方・考え方があるということを知り、それを受容することによると考えられている。