「ガウス (単位)」の版間の差分

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1ガウスは、[[磁束]]の方向に垂直な面の1[[平方センチメートル]](cm<sup>2</sup>)につき1[[マクスウェル (単位)|マクスウェル]](Mx)の磁束密度と定義されている。すなわち、ガウスはマクスウェル毎平方センチメートル(Mx/cm<sup>2</sup>)と表すことができる。
 
ガウスの定義において、平方センチメートルを[[平方メートル]](m<sup>2</sup>, 1m<sup>2</sup> = 10<sup>4</sup>cm<sup>2</sup>)に、マクスウェルを[[ウェーバ]](Wb, 1Wb = 10<sup>8</sup>Mx)に置き換えると、[[国際単位系|SI]]の磁束密度の単位である[[テスラ (単位)|テスラ]](T)になる。すなわち 1 T = 10<sup>4</sup> G, 1 G = 10<sup>-4</sup> T となる。例えば1300ガウスは0.13[[テスラ]](または130[[ミリ]][[テスラ]])となる。
 
当初「ガウス」という言葉は[[磁場]]の強さの単位として用いられていた。[[1932年]]に、ガウスは現在の定義とされ、それまでのガウスは[[エルステッド]]に変更された。この変更は、磁気誘導と磁場の強さとを区別するために導入されたものである。なお、電磁単位系とガウス単位系では[[透磁率]]が[[無次元量]]なので、磁場と磁束密度は次元が同じであり、単位の区別は約束事にすぎない。
 
一般にはガウスは「磁石の強さ」を表す単位として広く知られていた。SIにおいてはガウスは非推奨の単位となっており、[[SI組立単位]]である[[テスラ (単位)|テスラ]]の使用が推奨されている。日本においては、SIへの移行を目的として1993年に施行された新[[計量法]]において、磁束密度の単位には[[テスラ]]を使用することが定められた。それまで使われていたガウスは、約4年の移行期間を経て1997年10月1日以降、商取引等での使用が禁止されている。
 
{{電磁気単位の換算}}