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Krorokeroro (会話 | 投稿記録) Dharmanand→Dharmananda、Damodar Dharmananda Kosambiはmathematician, statistician, historian、言語リンク |
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== 歴史 ==
伝説上では、タクシャシラという王国がタキシラを中心とする地域を支配したとされる。[[サンスクリット]]では、タクシャシラとは、タクシャ王に所属する土地を意味する。タクシャは、[[インド]]の[[叙事詩]]『[[ラーマーヤナ]]』に登場する[[バラタ]]の子供とされる。また、インドを代表するもう1つの叙事詩『[[マハーバーラタ]]』では、[[:en:Kuru_(kingdom)|クル王国]]の戴冠がタキシラで行われたと伝えられている<ref name="a">{{cite book | last = Kosambi | first = Damodar
タキシラの始まりは、[[アケメネス朝]]における一州として出発している。時代としては、[[ダレイオス1世]]の時代とされているが([[:en:Achaemenid invasion of Indus Valley]])、アケメネス朝によるタキシラの支配は長いものではなかった。また、パンジャーブ州には[[考古学]]上、アケメネス朝時代の遺構は残されていない<ref>[http://www.livius.org/ta-td/taxila/taxila.htm Taxila]</ref>。
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[[Image:TaxilaCoin200-100BCE.JPG|200px|thumb|タキシラで発掘された硬貨]]
タキシラはマウリヤ朝の滅亡の現場にもなった。紀元前185年、最後の王である{{仮リンク|ブリハドラタ・マウリヤ|en|Brihadratha Maurya|label=ブリハドラタ}}が部下によって暗殺された<ref name="c">{{cite book |
このころ、パンジャーブ地方に隣接するガンダーラ地方では[[デメトリオス1世 (バクトリア王)|デメトリオス1世]]率いる[[グレコ・バクトリア王国]]の活動が活発となっていた。バクトリアは、ガンダーラを征服し、さらに、パンジャーブ地方を経てインダス川流域を征服した<ref name="c"/>。デメトリオス1世は、タキシラの対岸に[[シルカップ]]([[:en:Sirkap|Sirkap]])を建設した。[[インド・グリーク朝]]とも呼ばれるこの時代、数回の王朝交代が起きたが、その間、タキシラは王朝の都として繁栄を極めた。この時代に鋳造された[[貨幣]]がタキシラの遺跡から出土している。
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