「ランニング・ネックブリーカー・ドロップ」の版間の差分

'''ランニング・ネックブリーカー・ドロップ'''（''Running Neckbreaker Drop''）は、[[プロレス技]]の一種で[[ネックブリーカー・ドロップ]]（空中首折り落とし）の一種である。ランニング・ネックブリーカー・ドロップを略してネックブリーカー・ドロップという場合もある。

相手をロープに振って戻ってきたところに走り込んで、[[カウンタージャイアタック#格闘技|カウンタート馬場]]で腕のオリジナル技。助走して正面から近づいて相手の右横を首通り抜けながら相手の喉元に自身の右腕を引っか掛けるようにして、相手の喉を絡めたまま背中から倒してれ込み、その勢いで転倒させた相手の後頭部をマットに叩きつける。立っている相手に走って仕掛けることもあ痛打させる。形は[[ラリアット]]に似ているがラリアットが腕力で相手の首を痛めつけるのに対してランニング・ネックブリーカー・ドロップは相手の首に腕を引っか掛けて、後頭部を叩きつけ痛打させるもので技の狙いが異なる。

[[ジャイアント馬場]]が考案したとされ、初公開は1969年12月3日のに[[日本プロレス]]の[[東京体育館|東京都体育館]]大会におけるで行われた[[ドリー・ファンク・ジュニア]]との[[NWA世界ヘビー級王座|NWA世界ヘビー級選手権]]試合で初公開。以来、[[ジャック・ブリスコ]]と[[ハーリー・レイス]]から、この技ランニング・ネックブリーカー・ドロップで[[ピンフォール]]を奪ってNWA世界ヘビー級王座を獲得、して「世界を獲ったネックブリーカー・ドロップ」と[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]の中継では実況アナウンサーの[[倉持隆夫]]（当時日本テレビアナウンサー）の実況によってで称された。[[大木金太郎]]や[[ビル・ロビンソン]]などの大物選手レスラーからも、この技ランニング・ネックブリーカー・ドロップで[[ピンフォール]]を奪っている。年に1・、2回大試合で出すだけであったため、[[十六文キック]]に比べると一般的知名度は低いが、晩年に至るまで節目の試合では必ず披露した技の一1つである。馬場以外の日本人レスラーでは[[アニマル浜口]]が得意技としていた。

日本人レスラー以外では[[ビル・イーディー|マスクド・スーパースター]]が得意技としていたが、日本でスーパースターが参戦していた[[新日本プロレス]]ではランニング・ネックブリーカー・ドロップというのが対立プロレス団体「である[[全日本プロレス」]]の総帥である馬場のオリジナル技であるため、[[テレビ朝日]]の放送などで'''フライング・スリーパー'''と呼んでいた。その後、『スリーパー』の語源である[[裸絞|スリーパーホールド]]は主に頚動脈に重点をおいて絞め付け、て脳への血流を止め相手の意識を奪う技であり、相手の首を腕に引っか掛けて、後頭部を叩きつけるランニング・ネックブリーカー・ドロップとは違う技になるのでテレビ朝日の中継で実況でアナウンサーの[[古舘伊知郎]]がフライング・スリーパーと連呼していたさい解説の[[山本小鉄]]は「絞め技ではないのでスリーパーではなく、[[ラリアット]]」と否定して、それ以来、テレビ朝日の放送では『'''フライング・ラリアット』'''が技名とになっている。

派生技にはとして[[三沢光晴]]が用いてい1994年3月5日に全日本プロレス日本武道館大会で行われたコタッグマッチで三沢（パートナーポスは[[小橋建太]]）は馬場（パート最上段ナーは[[スタン・ハンセン]]）からの'''ダイビング式があり、1994年に馬場'''から、この技でピンフォールを取奪ったため、て一時期は三沢の最大の必殺技とされていた。だが、[[田上明]]に[[チョークスラム|喉輪落とし]]にから切り返されてフォール負けして以降は、この技ダイビング式を封印して一1度も使うことはなかった。[[保永昇男]]は跳んできた相手に'''[[カウンターアタック|カウンター式]]'''で仕掛ける新しいバリエーションを使用していた。