「アタランテー」の版間の差分

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→‎神話: 出典元の英語版、日本語版(龍渓書舎)ともに該当の記述がないため、いったん削除させていただきます。
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アタランテーの名声が高くなったため、求婚者たちが押し寄せた。そこでアタランテーは、結婚の条件として、求婚者が彼女自身との[[競走]]に勝つこととし、競争に負けた者は殺されるとした。[[ガイウス・ユリウス・ヒュギーヌス]]『ギリシャ神話集』によれば、まず男を先にスタートさせ、武装したアタランテーが追い抜いた時点で男は射殺されたという。アタランテーは生きている人間のうちで最も足が速かったため、多くの若者が命を落とした。『[[変身物語]]』の語るところによれば、アムピダマースの子で求婚者のひとりヒッポメネース(『[[ビブリオテーケー]]』ではメラニオーン)は、[[アプロディーテー]]に祈りをささげて守護を求めた。アプロディーテーはこれに応じて、ヒッポメネースに3個の[[黄金の林檎]]を贈った。競争のとき、アタランテーが俊足を飛ばして追い抜こうとするたびにヒッポメネースは後ろに林檎を投げた。アタランテーがこれに気をとられ、リンゴを拾っている間にヒッポメネースが先にゴールした。
 
一方で[[パウサニアス]]『ギリシア案内記』では、山の中で狩猟生活をしていたアタランテーに鹿に変装したメラニオーンが求婚するというまことにのどかな物語が語られている。
 
結婚した二人のその後はほとんど語られないが、『変身物語』では、二人が[[キュベレー]]の神域で[[性行為]]を行なったため、怒ったキュベレーによりライオンに姿を変えられたとする。