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== 評価とその後の展開 ==
[[トルクコンバータ]]方式に比べ変速がより直接的であり、動力伝達ロスの減少や[[燃費]]の改善などが期待されたが、当時の電子制御技術ではキメの細かい制御ができず、自動変速モードでは多様な運転パターンにうまく対応できない場面もあった。また手動変速モードではレバーの操作と実際に変速されるまでに微妙なタイムラグが生じ、一般的なATのような[[クリープ現象]]が起こらないなど運転に多少のコツが必要であった。
 
理由とし販売不振もあっ、乗用車で初代アスカと2代目ジェミニ以外では採用されなかった。また、同時期に販売されていた[[いすゞ・ファーゴ|ファーゴ]]、ジェミニ([[いすゞ・ジェミニ#初代 PF50/PF60/PFD60型(1974年 - 1987年)|初代]]で、ディーゼルエンジンのみ)、[[いすゞ・ピアッツァ|ピアッツァ]]([[いすゞ・ピアッツァ#ピアッツァ・ネロ|同・ネロ]]を含む)、[[いすゞ・ビッグホーン|ビッグホーン]]([[富士重工業]]<ref>[[富士重工業|同社]]は2017年4月1日をもって[[SUBARU]]に社名変更された。</ref>に[[OEM]]供給していた[[SUBARU|スバル]][[スバル・ビッグホーン|ブランド]]を含む)、[[いすゞ・ミュー|ミュー]]([[本田技研工業]]にOEM供給していた[[ホンダ・ジャズ (自動車)|ジャズ]]を含む)の駆動方式が[[後輪駆動|FR]]<ref>[[後輪駆動|FR]]に該当する車種は、[[いすゞ・ファーゴ#初代(1980年-1995年)|ファーゴ]]、[[いすゞ・ジェミニ#初代 PF50/PF60/PFD60型(1974年 - 1987年)|ジェミニ]]、[[いすゞ・ピアッツァ#ピアッツァ・ネロ|ネロを含む]][[いすゞ・ピアッツァ#初代 JR120/130型(1981年-1991年)|ピアッツァ]]の3車種で、いずれも初代モデル</ref>または[[四輪駆動|4WD]]<ref>[[四輪駆動|4WD]]に該当する車種は、ファーゴ、[[スバル・ビッグホーン#初代|スバルブランドを含む]][[いすゞ・ビッグホーン#初代 (1981年-1991年)|ビッグホーン]]、[[ホンダ・ジャズ (自動車)|ホンダ・ジャズを含む]][[いすゞ・ミュー#初代(1989年-1998年)|ミュー]]の3車種で、いずれも初代モデル</ref>であるため、[[前輪駆動|FF]]用に設計したNAVi5を搭載することが物理的に不可能であったことによると思われる
そのため販売は振るわず、乗用車では初代アスカと2代目ジェミニ以外では採用されなかった。3代目ジェミニと2代目ピアッツァは、電子制御などを備えたジヤトコ製の油圧式4ATが使われた。電子制御ATが普通の時代に油圧式を採用した理由は、コスト削減のためであると思われる。
3代目ジェミニと2代目ピアッツァでは、コストを削減することができる電子制御などを備えたジヤトコ製の油圧式4ATが採用されている。
 
理由としては、同時期に販売されていた[[いすゞ・ファーゴ|ファーゴ]]、ジェミニ([[いすゞ・ジェミニ#初代 PF50/PF60/PFD60型(1974年 - 1987年)|初代]]で、ディーゼルエンジンのみ)、[[いすゞ・ピアッツァ|ピアッツァ]]([[いすゞ・ピアッツァ#ピアッツァ・ネロ|同・ネロ]]を含む)、[[いすゞ・ビッグホーン|ビッグホーン]]([[富士重工業]]<ref>[[富士重工業|同社]]は2017年4月1日をもって[[SUBARU]]に社名変更された。</ref>に[[OEM]]供給していた[[SUBARU|スバル]][[スバル・ビッグホーン|ブランド]]を含む)、[[いすゞ・ミュー|ミュー]]([[本田技研工業]]にOEM供給していた[[ホンダ・ジャズ (自動車)|ジャズ]]を含む)の駆動方式が[[後輪駆動|FR]]<ref>[[後輪駆動|FR]]に該当する車種は、[[いすゞ・ファーゴ#初代(1980年-1995年)|ファーゴ]]、[[いすゞ・ジェミニ#初代 PF50/PF60/PFD60型(1974年 - 1987年)|ジェミニ]]、[[いすゞ・ピアッツァ#ピアッツァ・ネロ|ネロを含む]][[いすゞ・ピアッツァ#初代 JR120/130型(1981年-1991年)|ピアッツァ]]の3車種で、いずれも初代モデル</ref>または[[四輪駆動|4WD]]<ref>[[四輪駆動|4WD]]に該当する車種は、ファーゴ、[[スバル・ビッグホーン#初代|スバルブランドを含む]][[いすゞ・ビッグホーン#初代 (1981年-1991年)|ビッグホーン]]、[[ホンダ・ジャズ (自動車)|ホンダ・ジャズを含む]][[いすゞ・ミュー#初代(1989年-1998年)|ミュー]]の3車種で、いずれも初代モデル</ref>であるため、[[前輪駆動|FF]]用に設計したNAVi5を搭載することが物理的に不可能だったことによると思われる。
 
いすゞが乗用車の開発・生産を縮小(最終的には撤退)したため、いすゞの乗用車用システムとしては発展しなかった。その後もトラック用として開発が続けられ、エルフに搭載されたものは世界初のダイヤル式セレクタースイッチを採用した。中型車や大型車には発展型のNAVi-6を[[いすゞ・810|810]]や[[いすゞ・フォワード|フォワード]]に搭載した。現在では[[スムーサー (変速機)|スムーサーE・F・G]]へと発展的に継承され、12速制御化まで進化を果たしている。