「スペクトル定理」の版間の差分

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固有値→固有ベクトル →‎有限次元の場合
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この条件より容易に、エルミート写像のすべての固有値は実数であることが分かる。実際、''x'' = ''y'' が固有ベクトルの場合に条件を適用すればよい(ここである線型写像 ''A'' の[[固有ベクトル]]とは、あるスカラー ''λ'' に対して ''Ax'' = ''λx'' を満たすような(非ゼロの)ベクトル ''x'' であったことに注意されたい。そのような値 ''λ'' は対応する[[固有値]]であり、それらは[[特性多項式]]の解である)。
 
'''定理''': ''A'' の固有ベクトルで構成される ''V'' のある[[正規直交基底]]が存在する。そのようおかつ ''A'' の固有値はすべて実数である。
 
以下では、考えているスカラー体が[[複素数]]である場合の証明の概略を紹介する。