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ウェスリーはプロジェクトを実現してくれるスタジオを探し回ったが、いずれのスタジオとも交渉は上手くいかず、プロジェクトは中断を余儀なくされた。「私がこの映画の交渉を始めると、彼ら(スタジオ)は1か月ほどで私を呼ばなくなった。『私どもにはそれは無理です。なぜなら本作品を10代に売りだそうとしても年齢制限という政治的な重圧があるからです』と言われたよ」とウェスラーは述懐する。ウェスラーはいくつもスタジオと交渉したが、ウェスラーによれば「誰も私が何をしたいかを理解してくれなかった」という<ref name="Ford">{{cite web|last=Ford|first=Allan|title=Movie 43 is the Ungodly Gross Out EpicNo3|url=http://www.nypost.com/p/news/national/the_ungodly_gross_out_epic_wood_mfCWrFl3qus9d0e1CRNWZN|publisher=Film O Filia|accessdate=2 February 2013}}</ref>。
[[2009年]]
プロデューサー兼監督のファレリーは『[[エンターテイメント・ウィークリー]]』に対し、この映画の撮影は[[2010年]]の3月に始まったが、多数のスター俳優を起用したせいでクランクアップまでに相当の時間がかかったことを明かしている。「この映画は制作に4年以上の時間をかけた。さらに、1年から2年程度は俳優が撮影に臨むのを待たなければならなかった。1週間で撮影し、数か月でクランクアップするという流れを他の監督も行ったよ。本作は『みなさんが撮れるときに撮りましょう』という映画のタイプだった」「[[主要撮影]]以前に、パーカーとストーン、デイヴィッドとジェリー・ザッカーは計画から手を引いた」<ref name="EW">{{cite web |last= Schou |first= Solvej |date= 1 October 2012 |title= 'Movie 43' co-director Peter Farrelly praises comedic Kate Winslet, Naomi Watts |url= http://insidemovies.ew.com/2012/10/01/movie-43-peter-farrelly-kate-winslet/ |publisher= Time | work= Entertainment Weekly |accessdate= 28 December 2012 }}</ref>。
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当初、『ムービー43』という題名は出演者の数に由来すると信じられていたが、実際にはそうではなかった。「43」という数字に特別の意味はない。自分の息子が友達と『ムービー43』という映画について話しているのを聞いたファレリーが、そのような映画があるのかと思って調べたところ実際には存在しなかったので、その題名を本作のタイトルに採用したのだという<ref>{{cite web|last=Ford|first=Allan|title=Movie 43 is the Ungodly Gross OutEpicNo3|url=http://www.nypost.com/p/news/national/the_ungodly_gross_out_epic_wood_mfCWrFl3qus9d0e1CRNWZN|publisher=Film O Filia|accessdate=2 February 2013}}</ref>。[[日本]]での公開時には予告編で「'''ところで『43』の意味は、映画の中で43回オナラをするという意味ではありません'''」と説明された<ref>[https://www.youtube.com/watch?v=bP8d960cY0M シネマトゥデイ:映画『ムービー43』予告編](2013年7月23日)</ref>。
レラティビティは本作のプロモーションをほとんど行わず、出演者の誰もが本作のプロモーションを行わなかった。著名な批評家のための試写上映も行われていない。『
一方、ファレリーは本作の評価について楽天的な考えを持っていた。映画公開時のインタビューで「子ども、ティーンエイジャー、50歳過ぎでマリファナを吸っている者──。いずれもこの映画に何かを見出すだろう」と断言した<ref name="Ford" />。
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[[ロジャー・イーバート]]のウェブサイトのゲストレヴューで、『[[シカゴ・サンタイムズ]]』 の[[リチャード・ローパー]]は本作をあからさまにこき下ろした。4星中ゼロの判定を下し、「積極的に無意味」と表現した上、「『市民ケーン』をひどくしたもの」とさえ言い放った。ローパーは『グルーヴ・チューブ(''[[:w:The Groove Tube]]'')』と『[[ケンタッキー・フライド・ムービー]]』がどちらも「大変面白い」「影響力のあるスケッチ・コメディである」との認識を示した上で、『ムービー43』にはどちらとの共通点もないと評した。さらに、『ムービー43』は女性差別的であるとも批判している<ref name="sun-times" />。
『[[デイリー・テレグラフ]]』の[[:w:Robbie Collin|ロバート・コリン]]は、ファレリーの監督したセグメントを「業界周辺でのた打ち回る混乱した男の話で、理解不能である」と評した<ref>{{cite web |last= Collin |first= Robbie |title= Movie 43, review |url= http://www.telegraph.co.uk/culture/film/filmreviews/9833478/Movie-43-review.html |publisher= ''Daily Telegraph'' |accessdate= 29 January 2013 |date= 29 January 2013}}</ref>。『[[トロント・スター]]』 のピーター・ハウエルは本作を4星中ゼロと評定して、これまで観た中で最悪の映画と呼んだ<ref>{{cite web |url= http://www.thestar.com/entertainment/movies/article/1320233--movie-43-review-the-worst-film-ever-gets-zero-stars |title= Movie 43 review: The worst film ever gets zero stars |first= Peter |last= Howell |publisher= ''Toronto Star'' |date= 25 January 2013 |accessdate= 26 January 2013}}</ref>。
===好意的な反応===
数少ない前向きな評価は『[[ワシントン・ポスト]]』のマイケル・オサリヴァンによるものである。本作に4星中2つの評価を与えて、「下品な映画としてはほぼ傑作」と評した<ref>{{cite web| date= January 25, 2013| first = Michael| last = O'Sullivan| title = Review: 'Movie 43'| url = http://www.washingtonpost.com/gog/movies/movie-43,1208186/critic-review.html|accessdate=2013-12-11}}</ref>。
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