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日本では海藻は食材として重要で、特に[[出汁|だし]]取りや煮物の素材としての[[コンブ]]、漉いて紙状に乾燥させたり[[佃煮]]や汁物の具材に用いる[[海苔]]、汁物や煮物の具材としての[[ワカメ]]、[[寒天]]や[[心太]](ところてん)にして供される[[テングサ]]、主に煮付けとして供される[[ヒジキ]]、酢の物として供される[[モズク]]、あるいは褐藻・紅藻・緑藻の種を問わず鮮魚の刺身の盛り合わせの[[つま|ツマ]]として[[ダイコン|大根]]の千切りや[[大葉]]などとともに彩りとして用いられるなど、[[日本料理]]の体系で中心的な位置を占める。
 
日本以外では、スコットランド・アイルランドが突出した海藻食文化を持っており、[[ダルス]]・イボノリ・ヒバマタ・ツノマタ・トサカモドキ・アオサなど伝統的に多種の海藻を食していた。また、チリ沿岸に生息する[[Durvillaea antarctica]](ダービリア、もしくはコチャユヨ)と呼ばれる海藻は、インディオの時代から汁物の具として盛んに食されていた。
 
欧米では海藻を食用にする習慣が少ないので、英語では海草と一緒に '''Seaweed'''(海の雑草)と呼ばれる。しかし、最近では欧米でもヘルシー志向が高まり、海藻を食材として利用する事例も増えており、'''Sea Vegetable'''(海の野菜)と呼ばれることも多い。