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{{Otheruses}}
{{Mergeto|魔法|魔法|date=2017年11月}}
{{Redirect|魔力}}
{{複数の問題|出典の明記=2015年11月|独自研究=2015年11月}}
'''魔術'''(まじゅつ)とは、
#人間の意志を宇宙の事象に適用することによって何らかの変化を生じさせることを意図して行われる行為、その手段、そのための技術と知識の体系、およびそれをめぐる文化である。ただし一般通念としての魔術は科学技術と異なり、少なくとも見かけ上は超常的、超自然的なものとされる傾向がある。また、魔術によって引き起こすことができると想像される事象は、超自然的なもの、外面的・物理的なもの、内面的・精神的なものなど、文脈によりさまざまなケースがある。
#1から長じて、[[ケルト神話]]などの神話や、[[ファンタジー]]などの物語で描写される不思議な術、技(参照:[[魔法]])
#[[呪術]]、[[妖術]]、[[邪術]]、[[託宣]]、[[奇跡]]、[[仙術]]などの総称。([[アニミズム]]、[[汎心論]]の項も参照。)
#[[奇術]]、[[手品]]のこと(本項「[[#奇術と魔術|奇術と魔術]]」の節も参照)。
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日本に魔術という概念が入ってきたのは明治の頃、{{lang-en-short|''magic''}}、{{lang-fr-short|''magie''}}、{{lang-de-short|''Magie''}} などの訳として入ってきた。英語のマジックは奇術の意味も持つ。
新約聖書でパウロは魔術・呪術を悪だとしている。
 
魔法は、常人には不可能な手法や結果を実現する力のことである。この語彙を用いるのは主に[[欧州]]系のそれに対してであるが、[[英語]]ではMagic([[魔術]]、魔法、[[呪術]]、[[手品]])、Sorcery(妖術、魔法、魔道)、Wizardry(魔法、妙技)、Witchcraft([[魔女]]術)、など複数の言葉と微妙に異なった概念をもつため、該当語のない[[日本語]]訳については、訳語が訳者により異なり混乱している。
 
呪術({{Lang-en-short|''magic''}})とは、[[原始宗教]]でもある[[文化人類学]]における[[シャーマニズム]]と[[アニミズム]]、それぞれの[[観念]]や行為にともなう[[呪文]]に代表される形式や様式や儀式をさす<ref>吉田禎吾「呪術」『文化人類学辞典』弘文堂、1987年</ref>。具体的には、
 
①人類の初期社会や初期文明において押並べて発生したとされる、[[祈り|祈祷]]や[[占い]]など[[神託]]としての[[運命]]の決定やそれらを指針とした政(まつりごと)
 
②[[民間療法|民間治療]]ともいわれる呪術医療([[呪術医]])と生活の糧を得るための「[[狩猟|狩り]]・[[漁撈|漁り]]」による[[薬草]]や[[毒草]]の[[知識]]や使用
 
③または[[呪い]](まじない)や呪い(のろい)や[[祓|祓い]](はらい)といわれる[[祈祷師]]による[[霊魂|神霊]]の力の利用などを指す。
 
 
== 概論 ==
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近代になり、一般的に[[オカルト|オカルティック]]な奇跡の技という魔術の意味が縁遠くなったことも、魔術と奇術の混同の一因と見られる。[[奇術]]師が[[魔法使い]]と呼ばれるよりも、[[魔術師]]と呼ばれることが多いのはこのためである。
 
== 関連項目 ==
=== 類義語など ===
* [[魔法]]
* [[奇術]]
* [[呪術]]
* [[妖術]]
* [[邪術]]
* [[託宣]]
* [[奇跡]]
* [[仙術]]
* [[魔法使い]]
* [[陰陽道]]
* [[錬金術]]
* [[占星術]]
* [[数秘術]]
* [[タロット]]
* [[ブードゥー]]
 
=== 秘密結社 ===
* [[薔薇十字団]]
* [[黄金の夜明け団]]
 
=== 魔術についての研究者 ===
* [[魔術師の一覧]]
* [[アレイスター・クロウリー]] - [[法の書]]の執筆者。
* [[デッラ・ポルタ]]
 
=== 心理及び人文科学方面からの研究、神秘主義の学者 ===
* [[プロティノス]] - ネオプラトニズムの創始者。
* [[ピコ・デラ・ミランドラ]]
* [[マルシリオ・フィチーノ|フィチーノ]]
 
=== その他 ===
* [[新プラトン主義]]
* [[ヘルメス文書]]
** [[ヘルメス主義]]
* [[生命の樹]]
 
== 魔術についての書籍 ==
日本においても近代魔術に関する書籍が発行されている。特に[[国書刊行会]]からは近代魔術に関する関連書籍が出版されている。
 
* 黄金の夜明け魔法体系 全6巻
* 現代魔術体系 全7巻
* 世界魔法大全 全5巻
* [[グリモワール]]も参照。
 
== 関連図書 ==
* [[エリファス・レヴィ]] 『高等魔術の教理と祭儀 祭儀篇』 ISBN 440903023X
* エリファス・レヴィ 『高等魔術の教理と祭儀 教理篇』 ISBN 4409030221
* エリファス・レヴィ 『魔術の歴史 - 附・その方法と儀式と秘奥の明快にして簡潔な説明』人文書院 ISBN 4409030493
* [[ブラヴァツキー夫人|H. P. ブラヴァツキー]] 『シークレット・ドクトリン』 竜王文庫 ISBN 4897413176
* H. P. ブラヴァツキー 『沈黙の声』 竜王文庫 ISBN 4897410010
* [[ハワード・マーフェット]] 『H・P・ブラヴァツキー夫人―近代オカルティズムの母』 [[田中恵美子]]訳 ISBN 4897413087
* H. P. ブラヴァツキー 『実践的オカルティズム』 竜王文庫 ISBN 4897413192
* 郷尚文 『覚醒の舞踏―グルジェフ・ムーヴメンツ 創造と進化の図絵』 市民出版社
 
== 脚注 ==
{{reflist}}
 
== 外部リンク ==
* [http://www5e.biglobe.ne.jp/~occultyo/seiyou1.htm 西洋オカルティズム 魔術]
* [http://www.voodoo.co.jp/ ヴィーナスプロジェクト ヴードゥー魔術]
*[http://www.jccme.or.jp/japanese/11/pdf/11-05/11-05-09.pdf イスラムと魔術]
 
{{デフォルトソート:ましゆつ}}
[[Category:西洋魔術|*]]
[[Category:呪術|*]]
[[Category:宗教人類学]]
 
{{Mergefrom|魔術|呪術|妖術|魔法|date=2017年11月}}
{{複数の問題
| 雑多な内容の箇条書き = 2010-11
| 参照方法 = 2010-11
}}
{{Otheruses}}
{{Redirect|魔力}}
'''魔法'''(まほう)は、常人には不可能な手法や結果を実現する力のことである。この語彙を用いるのは主に[[欧州]]系のそれに対してであるが、[[英語]]ではMagic([[魔術]]、魔法、[[呪術]]、[[手品]])、Sorcery(妖術、魔法、魔道)、Wizardry(魔法、妙技)、Witchcraft([[魔女]]術)、など複数の言葉と微妙に異なった概念をもつため、該当語のない[[日本語]]訳については、訳語が訳者により異なり混乱している。
 
== 言葉の定義 ==
240 ⟶ 173行目:
 
=== ゲームの魔法 ===
{{see also|:en:Magic (gaming)}}
 
ゲームの魔法に大きな影響を与えたのは、1930年代と1960年代のアメリカで流行した[[ヒロイック・ファンタジー]]、または、剣と魔法の小説である。『[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]』など初期の主要な[[テーブルトークRPG]]はヒロイック・ファンタジーを題材としており、ゲームのルールとして体系的な魔法を構築していった。そこに見られる魔法は、中世西洋的な呪術に古代神話の要素・概念が混合されたもので、歴史上の魔法とは全く異なるものであった<ref>
{{Cite book|和書
324 ⟶ 255行目:
* [[人魚姫]](アンデルセン) - 助力者が使い、人魚の尾を人の足へと変える。
* [[オズの魔法使い]]
 
== 脚注 ==
<references />
 
== 参考文献 ==
{{参照方法|date=2010年11月}}
* [[カート・セリグマン]] 『魔法―その歴史と正体』 ISBN 4409030361
** かつて平凡社の世界教養全集の一冊として抄訳が出ていたものの全訳版。
* [[ゲリー・ジェニングズ]] 『エピソード魔法の歴史―黒魔術と白魔術』 ISBN 4390110101
* [[リチャード・キャヴェンディッシュ]] 『魔術の歴史』 ISBN 4309230431
* [[山北篤]] 『魔法・魔術』 新紀伝社 2000年 ISBN 4-88317-347-X
* 脇明子 『魔法ファンタジーの世界』 岩波新書 新赤版1020 岩波書店 2006年 ISBN 4-00-431020-2
 
== 関連項目 ==
{{Commonscat|Magic}}
* [[超能力]]
* [[クラークの三法則]]
* [[呪文]]
* [[左道と右道]]
 
[[Category:呪術]]
{{Mergeto|魔法|魔法|date=2017年11月}}
{{独自研究|date=2010年1月}}
'''呪術'''(じゅじゅつ、{{Lang-en-short|''magic''}})とは、[[原始宗教]]でもある[[文化人類学]]における[[シャーマニズム]]と[[アニミズム]]、それぞれの[[観念]]や行為にともなう[[呪文]]に代表される形式や様式や儀式をさす<ref>吉田禎吾「呪術」『文化人類学辞典』弘文堂、1987年</ref>。具体的には、
 
①人類の初期社会や初期文明において押並べて発生したとされる、[[祈り|祈祷]]や[[占い]]など[[神託]]としての[[運命]]の決定やそれらを指針とした政(まつりごと)
 
②[[民間療法|民間治療]]ともいわれる呪術医療([[呪術医]])と生活の糧を得るための「[[狩猟|狩り]]・[[漁撈|漁り]]」による[[薬草]]や[[毒草]]の[[知識]]や使用
 
③または[[呪い]](まじない)や呪い(のろい)や[[祓|祓い]](はらい)といわれる[[祈祷師]]による[[霊魂|神霊]]の力の利用などを指す。
 
== 概要 ==
431 ⟶ 332行目:
 
==脚注==
{{Reflist|2}}
 
== 参考文献 ==
<!-- 魔法より -->* [[カート・セリグマン]] 『魔法―その歴史と正体』 ISBN 4409030361 かつて平凡社の世界教養全集の一冊として抄訳が出ていたものの全訳版。
*サー・ジェームズ・ジョージ・フレイザー 『金枝篇』 [[石塚正英]]・[[神成利男]]訳、[[国書刊行会]]、2004年。 - 完訳版
<!-- 魔法より -->* [[ゲリー・ジェニングズ]] 『エピソード魔法の歴史―黒魔術と白魔術』 ISBN 4390110101
*レヴィ=ストロース 『[[野生の思考]]』 [[大橋保夫]]訳、[[みすず書房]]、1976年。
<!-- 魔法より -->* [[リチャード・キャヴェンディッシュ]] 『魔術の歴史』 ISBN 4309230431
*[[マルセル・モース]] 『社会学と人類学 I、II』 [[有地亨]]・[[伊藤昌司]]・[[山口俊夫]]訳、[[弘文堂]]、1973年。 - 呪術論を収録
<!-- 魔法より -->* [[山北篤]] 『魔法・魔術』 新紀伝社 2000年 ISBN 4-88317-347-X
*[[根岸鎮衛]] 『[[耳嚢]]』全3冊 [[長谷川強]]校注、[[岩波書店]]〈[[岩波文庫]]〉、1991年。 - 江戸時代の随筆。まじないについての逸話を収録。
<!-- 魔法より -->* 脇明子 『魔法ファンタジーの世界』 岩波新書 新赤版1020 岩波書店 2006年 ISBN 4-00-431020-2
*山里純一 『沖縄の魔除けとまじない』 [[第一書房]]、ISBN 4-8042-0125-4
<!-- 呪術より -->*サー・ジェームズ・ジョージ・フレイザー 『金枝篇』 [[石塚正英]]・[[神成利男]]訳、[[国書刊行会]]、2004年。 - 完訳版
<!-- 呪術より -->*レヴィ=ストロース 『[[野生の思考]]』 [[大橋保夫]]訳、[[みすず書房]]、1976年。
<!-- 呪術より -->*[[マルセル・モース]] 『社会学と人類学 I、II』 [[有地亨]]・[[伊藤昌司]]・[[山口俊夫]]訳、[[弘文堂]]、1973年。 - 呪術論を収録
<!-- 呪術より -->*[[根岸鎮衛]] 『[[耳嚢]]』全3冊 [[長谷川強]]校注、[[岩波書店]]〈[[岩波文庫]]〉、1991年。 - 江戸時代の随筆。まじないについての逸話を収録。
<!-- 呪術より -->*山里純一 『沖縄の魔除けとまじない』 [[第一書房]]、ISBN 4-8042-0125-4
 
== 魔術についての書籍 ==
日本においても近代魔術に関する書籍が発行されている。特に[[国書刊行会]]からは近代魔術に関する関連書籍が出版されている。
 
<!-- 魔術より -->* 黄金の夜明け魔法体系 全6巻
<!-- 魔術より -->* 現代魔術体系 全7巻
<!-- 魔術より -->* 世界魔法大全 全5巻
<!-- 魔術より -->* [[グリモワール]]も参照。
 
== 関連図書 ==
<!-- 魔術より -->* [[エリファス・レヴィ]] 『高等魔術の教理と祭儀 祭儀篇』 ISBN 440903023X
<!-- 魔術より -->* エリファス・レヴィ 『高等魔術の教理と祭儀 教理篇』 ISBN 4409030221
<!-- 魔術より -->* エリファス・レヴィ 『魔術の歴史 - 附・その方法と儀式と秘奥の明快にして簡潔な説明』人文書院 ISBN 4409030493
<!-- 魔術より -->* [[ブラヴァツキー夫人|H. P. ブラヴァツキー]] 『シークレット・ドクトリン』 竜王文庫 ISBN 4897413176
<!-- 魔術より -->* H. P. ブラヴァツキー 『沈黙の声』 竜王文庫 ISBN 4897410010
<!-- 魔術より -->* [[ハワード・マーフェット]] 『H・P・ブラヴァツキー夫人―近代オカルティズムの母』 [[田中恵美子]]訳 ISBN 4897413087
<!-- 魔術より -->* H. P. ブラヴァツキー 『実践的オカルティズム』 竜王文庫 ISBN 4897413192
<!-- 魔術より -->* 郷尚文 『覚醒の舞踏―グルジェフ・ムーヴメンツ 創造と進化の図絵』 市民出版社
 
== 関連項目 ==
=== 類義語など ===
* [[魔法]]
* [[奇術]]
* [[呪術]]
* [[妖術]]
* [[邪術]]
* [[託宣]]
* [[奇跡]]
* [[仙術]]
* [[魔法使い]]
* [[陰陽道]]
* [[錬金術]]
* [[占星術]]
* [[数秘術]]
* [[タロット]]
* [[ブードゥー]]
 
=== 秘密結社 ===
* [[薔薇十字団]]
* [[黄金の夜明け団]]
 
=== 魔術についての研究者 ===
* [[魔術師の一覧]]
* [[アレイスター・クロウリー]] - [[法の書]]の執筆者。
* [[デッラ・ポルタ]]
 
=== 心理及び人文科学方面からの研究、神秘主義の学者 ===
* [[プロティノス]] - ネオプラトニズムの創始者。
* [[ピコ・デラ・ミランドラ]]
* [[マルシリオ・フィチーノ|フィチーノ]]
 
=== その他 ===
* [[新プラトン主義]]
* [[ヘルメス文書]]
** [[ヘルメス主義]]
* [[生命の樹]]
== 関連項目 ==
{{Commonscat|Magic}}
* [[超能力]]
* [[クラークの三法則]]
* [[呪文]]
* [[左道と右道]]
 
== 関連項目 ==
464 ⟶ 432行目:
* [[貴船神社]]
* [[安井金比羅宮]]
 
== 外部リンク ==
* [http://www5e.biglobe.ne.jp/~occultyo/seiyou1.htm 西洋オカルティズム 魔術]
* [http://www.voodoo.co.jp/ ヴィーナスプロジェクト ヴードゥー魔術]
* [http://www.jccme.or.jp/japanese/11/pdf/11-05/11-05-09.pdf イスラムと魔術]
 
{{Normdaten}}
 
{{デフォルトソート:ましゆつ}}
[[Category:呪術|*]]
[[Category:西洋魔術|*]]
[[Category:文化人類学]]
[[Category:宗教人類学]]