「ウォークマン」の版間の差分

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カセットでは、1990年以降から液晶リモコンの採用、頭出し機能(AMS)やホールドシャッターの搭載、スタミナ再生を打ち出していき、1994年にはウォークマン15周年記念モデルとして「WM-EX1」を発売する。前機種の「WM-EX999」とは比較にならないほどの先進機能を次々に搭載したことや使い勝手を考慮したデザイン設計が支持を得て、ウォークマンの大ヒット商品となった。[[1990年代]]がウォークマンの最も絶頂だった時期でもあった。1996年には本体とリモコン一体型イヤホン間を独自のアナログ無線通信により[[ワイヤレス]]化した「WM-WX1」を発売。1998年にその後継機種である「WM-WE1」「WM-WE7」と、リモコン接続端子をマイクロプラグからステレオミニプラグに変更し、連続再生96時間という当時最長を誇った「WM-EX9」を発売。これ以降、ポータブルCD/MDプレーヤーや[[デジタルオーディオプレーヤー]]の台頭と、他社([[パナソニック]]/[[アイワ]]など)がカセットプレーヤーをエントリーモデル主体へシフトした事により、ELバックライト付き液晶リモコン・高速送り出し・低消費電力などメカ構造が高度で高価格であったオーディオカセット型のウォークマンは2000年以降に衰退して行くことになる。
 
1992年にMDウォークマンが発売され、以降はMDウォークマンの販売に力を注ぐこととなる(カタログはウォークマンブランド統合まで、CT/CDとは独立していた)。日本では編集のしやすさから一定のシェアを獲得することができたが、[[ミニディスク]]自体、[[ATRAC]]という[[非可逆圧縮]]音源を採用しているため、「ATRAC=音質が悪い」というイメージを覆すことはできず<ref group="†">これの一例として、MDの音質に嫌悪感を抱いたユーザーによる[https://web.archive.org/web/20011004075254/http://www.asahi-net.or.jp:80/~iy8t-snd/antimd.html '''非MD同盟のページ''']が存在していたことがあげられる(現在同サイトは閉鎖)。</ref><ref group="†">また、1994年以前の製品ではエラー対策のために[[ミラーリング]]記録していたため、これも音質に悪影響を及ぼしていた。</ref>、アメリカやドイツなどでは普及しなかった。
 
ウォークマンでは、周年記念モデルの発売がなされてきた。