「交響曲第7番 (シューベルト)」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
68行目:
ロ短調、4分の3拍子。20小節目までが[[総譜]]にされ、残りはピアノスケッチ(主部114小節)のみ。主部は最初ユニゾンで始まり、転調がめまぐるしく、最初の主題がすぐに同主張のロ長調で繰り返された後、すぐにもとのロ短調のユニゾンに戻り、第1楽章と同じく遠隔調(フリギア調の関係)にあるト長調へと移調する。トリオ(研究者によってはトリオ1)はやはり[[ト長調]]だが16小節で自筆譜は途切れている。楽譜の発見当時、見つかった総譜部分はほとんどユニゾンの9小節までだったため、現在流布している楽譜には補遺として9小節まで収録されているものが多い。10小節以降20小節目までの総譜は近年になって切り取られた形で発見された。
 
トリオは1つではなく、2つだったという見解により新版を作成している研究家もいる。それは、もう一つのト長調のトリオはロザムンデの第二間奏曲バレエの2/4の楽想が実は3/4のトリオ2であったという考えに基づいている。この推理が正しければ、第3楽章はABACAのロンド形式であったことになる。もしもトリオ2が正しい場合、トリオ2で初めて[[ターン]]が現れることになる。このターンを掛けた素早い装飾を含む音符がフィナーレの「片ターン」風の音形に接続されることになり、論理的一貫性は失われない。
 
=== 第4楽章 Allegro molto moderato (未完) ===