「パンデミック (ボードゲーム)」の版間の差分

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『'''パンデミック'''』(Pandemic)は、プレイヤーが新型ウイルス対策チームの一員となり、協力しあい感染症の世界的流行([[パンデミック]])立ち向かうという[[ボードゲーム]]である。
 
プレイヤー間で勝敗を争うのではなく、プレイヤー全員対ゲームシステム(ウイルス)という構図の、ボードゲームでは比較的めずらしい[[協力ゲーム]]である。各プレイヤーはそれぞれ違う得意分野を持つ役割を担当するため、各自の能力を活かした協力が求められる。
 
2013年に改訂版が発売された。
 
== ゲームの概要 ==
ゲームは世界地図を模したボードと、縦型でふちが白い「プレイヤーカード」・横型でふちが黒い「感染カード」の2セットのカードを使う。
 
ボードには48の都市が表示されており、初期配置し終えるとそのうち9つの都市に感染者が発生した状態となる。そのうち3つの都市は感染者数がアウトブレイク(後述)寸前である。この最初の感染具合は毎ゲームごとに異なる。また、プレイヤーカードの山に入れるエピデミックカード(後述)の枚数で難易度を決めることができ、導入用・標準・英雄級とレベルを変えて調整しプレイすることができる。
 
プレイヤーはそれぞれ異なる役を担当し、[[アトランタ]]<ref>[[アメリカ疾病予防管理センター]](CDC)がある</ref>にて手札を数枚持った状態でスタートとなる。ゲームは最近病気にかかも人口の多い都市のカードを持ったプレイヤーからスタートし、時計回りに順に進めていく。各プレイヤーのターンは、アクションの実行→手札補充→感染の処理、の3ステップである。
 
;アクションの実行
:アクションは以下の中から任意の組み合わせで4アクションまですることができる。
:* 移動。隣の都市への移動の他、カードや調査基地を使った移動方法がある
:* 調査基地の設置
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:* 知識の共有(手札カードの受け渡し)
 
;役
:プレイヤーが担当している各役ごとに、上記アクションに得意分野がある。
:* 通信指令員: 自分のターンに他のプレイヤーを移動させることができる。
:* 作戦エキスパート: 通常カードが必要な調査基地設置でカードを使わずに設置できる。
:* 衛生兵: 治療は通常は病原体コマ1つずつ個を除去なのだするが、同じ色を1アクションでの病原体コマすべて除去できる。
:* 科学者: ワクチン発見について、通常はカードが5枚必要なのだが、4枚で作れ発見できる。
:* 研究員: 手札カードを渡す時、通常の「今いる都市のカードのみ」という制限がない。
:* 危機管理官: 捨て札にあるイベントカードを再利用できる。
:* 検疫官: 自分がいる都市と、それに隣接する都市に病原体コマが置かれることを防ぐ。
 
;手札補充
:2枚補充する。手札の上限は7枚であり、手札補充や「知識の共有」アクションにより7枚を超えた場合は任意のカードを捨て7枚になるようにしなければならない。(スペシャルイベントカードの即時使用で7枚以下にできれば捨てなくても良い)
:手札を補充する際に[[エピデミック]]カードを引いた場合は、以下のエピデミック処理を行なう。
:* 感染率を上昇させる。
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:* 隣接した全都市に1つずつ病原体コマを置く。なお、これによりアウトブレイクの連鎖が発生することがある。
 
;スペシャルイベントカード
:プレイヤーカードにはスペシャルイベントカードが5入っており、「感染の処理をスキップできる」などプレイヤー側に有利なイベントを発生させることができる。このゲームではスペシャルイベントカードはいつでも使うことができ、自分のターン内だけではなく、自分のカードを他のプレイヤーのターンに利用したり、手札補充でエピデミックを引いた直後に使う、などが可能である。
 
;根絶
:治療薬が発見されたあと、その色の病原体コマが地球上からすべて消えた時、その病原体は根絶したことになる。以後、感染の処理にてその色の感染カードが出ても病原体コマを置かなくてよい。
 
;勝利条件