「雁木囲い」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
45行目:
 
==由来==
命名は新潟県で雪よけのために家々の軒から庇(ひさし)を長く差し出して、その下を通路とする[[雁木造]]に似ている所に由来すると言われている。江戸時代、[[桧垣是安]]が考案したとされる囲いで、当初は守備重視の力戦志向の戦法と認識されていた。

==雁木囲いの組み方==
先手でいえば、左[[金将|金]]を7八、左[[銀将|銀]]を6七、右銀を5七、右金を5八に動かしてつくられる囲いである。通常、玉は6九に置くことが多い。たまに4八に置くこともあり、この場合は「[[右玉]]」と呼ばれ、▲5八の金は4七に移動することが多い。
 
通常、雁木囲いによる攻めは、▲8八角の場合(居角)と▲7七角 - ▲5九角 - ▲2六角まで動かす場合(三手角)が多い。いずれの場合も攻めは[[右四間飛車]]にして[[飛車]]・[[角行|角]]・[[銀将|右銀]]・[[桂馬|右桂]]を用いて4筋を狙うのが基本方針となる。序盤での角交換は得にならない場合が多い。それ以外には[[袖飛車]]にして▲5七銀を4六に進め、3筋から攻める方法もある。