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|国歌 = {{lang|ga|"[[兵士の歌|Amhrán na bhFiann]]"}}(兵士の歌)<br />({{raise|0.1em|{{small|"The Soldiers' Song"}}}}){{en icon}}<br />{{center|[[File:United States Navy Band - Amhrán na bhFiann.ogg]]}}
|位置画像 = EU-Ireland.svg
|公用語 = [[アイルランド語]]、[[英語]]<ref>憲法上は[[アイルランド語]]が第一公用語であるが、国民のほとんどが第二公用語の[[英語]]を使用する。</ref>
|首都 = [[ダブリン]]
|最大都市 = ダブリン
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|注記 = <references />
}}
'''アイルランド'''({{lang-ga|Éire}} {{IPA-ga|ˈeːɾʲə||Eire_pronunciation.ogg}}、{{lang-en|Ireland}} {{IPA-en|ˈaɪərlənd|}})、または'''アイルランド共和国'''(アイルランド-きょうわこく、{{lang-ga|Poblacht na hÉireann}} {{IPA-ga|ˈpˠɔbˠlˠaxt̪ˠ nˠa ˈeːɾʲən̪ˠ|}})、{{lang-en|Republic of Ireland}})は、[[大西洋|北大西洋]]の[[アイルランド島]]に存在の大部分を領土とする立憲[[共和制]][[国家]]である首都は[[ダブリン]]。島北東部で[[イギリス]]の[[イギリスのカントリー|英国カントリー]]の一つである[[北アイルランド]]と接する。首都はアイルランド島中東部の都市[[ダブリン]]。[[ナショナルカラー]]は[[緑]]。(諸説あり。[[青]]とされる事もしばしある)[[聖パトリックの青]]を参照。
 
独立前より北アイルランドも自国の領土であると主張し、[[北アイルランド紛争|イギリスとの対立と抗争]]を繰り返してきたが、[[1998年]]の[[ベルファスト合意]]により領有権を放棄した。
 
2005年の英「、『[[エコノミスト]]」誌の調査では最も住みやすい国に選出されている。
独立時の経緯によりアイルランド島の北東部[[北アイルランド]]6州は英国を構成するが、アイルランド共和国は1998年の[[ベルファスト合意]]以前は全島の領有権を主張していた。
 
2005年の英「[[エコノミスト]]」誌の調査では最も住みやすい国に選出されている。
 
== 国名 ==
{{main|{{仮リンク|アイルランドの国名|en|Names of the Irish state}}}}
[[ファイル:Ei-map.png|thumb|アイルランドの地図]]
憲法で定められた正式名称は[[アイルランド語]] '''{{lang|ga|Éire}}'''({{IPA-ga|ˈeːɾʲə||Eire_pronunciation.ogg}}、エァル)であり憲法は公式の[[英語名称について]]では'''{{lang|en|Ireland}}'''({{IPA-en|ˈaɪərlənd|}}、アィアランド)と定めている。[[国際連合]]や[[欧州連合|ヨーロッパ連合]]においては{{lang|en|Ireland}}として国名登録されているが、その一方で「1948年アイルランド共和国法({{lang|en|The Republic of Ireland Act, 1948}})は、憲法の規定を覆す効力は無いものの「'''アイルランド共和国'''({{lang-ga|Poblacht na hÉireann}} {{IPA-ga|ˈpˠɔbˠlˠaxt̪ˠ nˠa ˈeːɾʲən̪ˠ|}}、{{lang|en|Republic of Ireland}} )」を公称とする旨を定めている。
 
日本語では「アイルランド」または「アイルランド共和国」の表記が使われており、日本政府は前者を用いている。[[国名の漢字表記一覧|漢字による当て字]]は'''愛蘭土'''で、'''愛'''と略す。アイルランド語名に由来して'''エール'''と呼ぶこともある。
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== 軍事 ==
{{main|アイルランド国防軍}}
アイルランドは[[アイルランド陸軍|陸]]([[:en:Irish Army|en]])[[アイルランド海軍|海]]([[:en:Naval Service (Ireland)|en]])[[アイルランド空軍|空]]三軍を擁し、平時の兵力は8,500名。他に陸軍の予備役13,000名がある。安全保障については中立政策を採用しており、[[第二次世界大戦]]には参戦せず、[[北大西洋条約機構]](NATO)にも加盟していないが、[[国際連合平和維持活動]]への派兵は行っている
 
== 国際関係 ==
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[[ファイル:Percentage stating they speak Irish daily outside the education system in the 2011 census.png|thumb|200px|アイルランド語使用地域]]
{{main|{{仮リンク|アイルランドの言語|en|Languages of Ireland}}}}
憲法で第1[[公用語]]は[[アイルランド語]]、第2公用語は[[英語]]([[アイルランド英語]])と規定されている。しかし[[ゲールタハト]]地方などの一部を除くほとんどの地域では日常的には英語(一方言の[[アイルランド英語]])が使われている。
 
アイルランド固有の言語であるアイルランド語はイギリスの植民地となった16世紀以降、約400年に渡るイギリス支配により[[英語]]にとって変わられ衰退した。その後、19世紀以降の独立運動の中でアイルランド語の復興が図られてきた。近年は政府による積極的なアイルランド語復興政策が実行されている。そのため、政府による文書や街中の標識などもアイルランド語と英語の2言語で表示され、[[2007年]]にはアイルランド語は[[EU]]の[[公用語]]に追加され、EUで登録されたアイルランドの公用語英語ではなくアイルランド語になった。
 
テレビやラジオなどでもアイルランド語による放送が行われている。義務教育ではアイルランド語が必修であり、アイルランド語のみで教育をする学校もあるほか、公務員試験でもアイルランド語の試験が課せられる。このように、アイルランド語は日常話者こそ英語に比べると未だに少ないものの、アイルランド人のアイデンティティの象徴一つとなっている。2006年センサスによると国民の10%がアイルランド語を学校外においても日常的に使用し、15歳以上の39%が自らをアイルランド語話者であると分類している。
 
日常的にアイルランド語が話されている数少ない地域である[[ゲールタハト|ゲールタハト地方]]においてはアイルランド語のコミュニティ保護のための強力な保護政策が取られている。アイルランド語復興政策の影響で、2011年にはおよそ、約94,000人がアイルランド語を日常的に用いており、130万人が学校外でアイルランド語を用いているという統計<ref>[http://www.cso.ie/en/media/csoie/census/documents/census2011pdr/Pdf%208%20Tables.pdf Census 2011 – This is Ireland Central Statistics Office]</ref> があり、徐々にアイルランド語が復権してきている。{{要出典範囲|しかしながら、多くのアイルランド人にとってアイルランド語は学校で初めて学習する言語に過ぎず、日常生活の場では話されることは少ない。そのため、アイルランド語の一定の知識があっても使う機会に乏しく、流暢に会話できる人は圧倒的に少数派である。ゲールタハト地方以外ではアイルランド語だけでは十分な意思疎通を図るのも難しいと言われており、国語として十分に普及しているとは言い難いのが現状である。|date=2017年12月}}
 
=== 宗教 ===