「飯田市」の版間の差分

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=== 気候 ===
[[中央高地式気候]]と[[太平洋側気候]]を併せ持つ。寒冷な長野県内では最も温暖な気候であり、冬季に真冬日になることは少なく、日照時間が長い。飯田特別地域気象観測所(標高516.4m)の1月の平均最低気温は-3.8℃と、飯田市内の[[南信濃村|南信濃]](標高407m)の-3.6℃と共に長野県で最もはかなり高い。日中の最高気温も飯田が6.5℃、南信濃が7.1℃と、長野県で最も高い。冬季は[[放射冷却]]で冷え込むことがあり、1954年1月27日には過去最低の-16.5℃を観測している。市街地では-10度以下になることは極めて少なくなったが、2012年2月3日には21世紀に入って最も低い-12.2℃を観測しており、同日に飯田市からほど近い[[飯島町]]で-14.1℃を観測するなど、郊外では現在でも氷点下15度近くまで下がることもある。冬季の降雪量は少なく20cm前後の積雪が最深積雪となる年が多いが、[[南岸低気圧]]により時に激しい降雪が見られる。[[平成26年豪雪]]の2014年2月15日にはそれまでの記録(2001年1月27日の56cm)をはるかに上回る81cmの積雪を記録した。なお旧南信濃村地区については同地区の標高が高い地域<ref group="注">アメダスの南信濃は標高が低く、気温が高いために豪雪地帯ではなく飯田市街地とほぼ同じ気候である。</ref>を中心に雪雲が[[南アルプス]]へぶつかり大雪を降らせるため[[豪雪地帯]]に指定されている。
 
夏季は暑く、過去最高気温は37.7℃(1942年8月2日)で、2007年8月16日には2番目の記録となる37.6℃を観測しているなど、[[猛暑日]]になることもしばしばであり、特に南部の[[天竜川]]流域周辺地域は全国的にも酷暑地域として名高く、アメダスの南信濃では県内最高となる39.1℃(2013年8月12日)を観測している。ただし、日中は暑くとも朝晩は涼しくなり、過去に最低気温が25℃以上となる[[熱帯夜]]を記録したことは一度も無い。