「猿蟹合戦 (芥川龍之介)」の版間の差分

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蟹は臼、蜂、卵と共に、握り飯を奪った猿を殺して仇を取った。だが、お伽噺では話されていないことだが、彼等はその後、警官に捕縛され投獄される。そして裁判の結果、主犯の蟹は死刑に、共犯者は無期徒刑の判決を受ける。
 
新聞雑誌の輿論、学識者、宗教界など各方面からも蟹達に冷たく批判的な意見が寄せられ、死刑は滞りなく執行された。残された蟹の妻は[[娼婦|売笑婦]]となり、長男は心を改め株屋で働きはじめ、次男は小説家となった。三男は蟹以外の何者にもなれず、やがて握り飯を拾うが、木の梢には一匹の猿がいた。
 
== 収録書籍 ==