「ドン・ウィルソン (ギタリスト)」の版間の差分

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ドンの演奏は、基本的に[[ギター・パート]]の中で常に[[バッキング]]を担当するリズムギターであり、メインになることは無い。しかし、弦を掻き鳴らすノイズを盛り込んだり、歯切れのいい[[コードストローク]]をリズミカルに展開することから、「メロディを弾かないリードギター」と言われることもある。近年は「[[パイプライン (曲)|パイプライン]]」や「[[ダイアモンド・ヘッド (曲)|ダイアモンド・ヘッド]]」などで聴くことができる、日本中に[[エレキブーム]]を巻き起こした「テケテケテケテケ…」の際に、最後の3〜5[[フレット]]辺りで他の弦を激しく掻き鳴らし、[[リバーブ (音響機器)|スプリングリバーブ]]を暴れさせて激しい音を出すなど、リバーブという[[エフェクター]]の効果を最大限に生かした、音に劇的な効果を与える技を加えている。
 
使用する弦はghs社製のミディアムゲージ(.011〜.050)という太い弦を使用している。一時は.012〜.052というかなり太いゲージの弦を使用していた。演奏の際にはコードストロークでは薄めのピック、「テケテケ」の際には厚みのある物と使い分けている。インタビューで「リズムギターもその存在を主張するべきと言うのが、僕の"リズムギター論"なんだ」「リズムギターで常にロックンロールするということを常に考えてきた」と語っている<ref>[[シンコーミュージック]]「エレキギターブック・ザ・ベンチャーズ50周年記念号」の再録インタビューより</ref>。
 
アンプの音作りは極めてクリアな音質にセットしている。[[カノウプス]]から彼との共同開発によって発売されたギターアンプ"サーフリバーブ"は、アンプに内蔵されたリバーブの性能や音質を含め、彼の理想を実現したクリアな音質を持っている。エフェクターは外部エフェクターは使用していないが、レコーディングなどではスプリングリバーブなどを使用している。