「まんが日本昔ばなし」の版間の差分

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[[1975年]](昭和50年)に開始。放送枠は30分で、作詞家の[[川内康範]]が監修に携わり、川内の娘で童話作家である川内彩友美が企画。毎回[[日本]]各地に伝わる[[昔話]]が映像化され、[[市原悦子]]と[[常田富士男]]の両名が一人で何役もの声を使い分ける独特の語りによって紹介する。スタッフに一流のベテラン[[アニメーター]]や[[イラストレーター]]が多数起用された。番組内で使われた音楽にも川内の甥である[[北原じゅん]]の純[[邦楽]]から[[ロック (音楽)|ロック]]、[[フォークソング|フォーク]]、[[ラテン音楽|ラテン]]、[[クラシック音楽|クラシック]]などを織り込んだ多彩かつ無国籍な音楽が使用された。
 
MBS制作で最初は[[All-nippon News Network|ANN系列]]で1975年3月25日までの火曜日午後7時から7時30分まで放映されたが開始から3か月でいったん放映は終了し、9か月のブランクを挟んで[[Japan News Network|JNN系列]]へ移動して再開された。放送時間帯は土曜日の午後7時から7時30分頃までだった。このブランクの原因は、本来この番組は在外日本人向けとして制作されていたもので、番組改編の都合で空いた枠の穴埋め放映として使用したが、反響の高さから改めてレギュラー番組化されるという経緯によるものである。この間にMBSと[[ABCテレビ|ABC]]が[[ネットチェンジ]]していたために全国レベルではANN系列からJNN系列へ移籍する形になった。同時にこの枠でアニメが放送されるのは、『[[ギャートルズ|はじめ人間ギャートルズ]]』(ABC制作。ANN系列の同時間帯へ移行)以来9ヶ月ぶりである。また、当初は76年4月に再開予定だったが、1月になったのは前番組『[[仮面ライダーストロンガー]]』を当初の予定より早く終了させたことによる。<ref>『創刊15周年記念 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー大全集』p146-147 講談社、1986年5月3日。ISBN 4-06-178401-3。</ref>
 
旧[[厚生省]]が運営していた[[中央児童福祉審議会]]の推薦など公共性の高いこのアニメ作品に着目した公共広告機構(現・[[ACジャパン]])が[[1982年]]にCMで、「ツンツン娘」などの題材を採用したキャンペーンを展開し話題にもなり、当時の子供達に礼儀や人付き合いの大切さを独特の世界観のあるCMで伝えていた。