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[[Image:Cajon Barcelona Close.jpg|right|200px]]
'''カホン''' (Cajón) は、[[ペルー]]発祥の[[打楽器]]([[体鳴楽器]])の一種。'''カホーン'''とも発音される。
 
カホンは楽器自体に跨って演奏される箱型のもの('''ペルー式'''と呼ばれる)から[[コンガ]]のように股に挟んで演奏されるもの('''キューバ式'''と呼ばれる)まで、打面が木製である打楽器全般を指す。通常ペルー式カホンを指す場合が多い。
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== 構造 ==
Cajónは[[スペイン語]]で[[]]を意味し、その名の通り中が空洞の[[直方体]]の形状をしている。通常木製だが、打面に[[繊維強化プラスチック|FRP]]を用いた製品も存在する。通常側面に1つだけ打面を持ち、打面以外のある1つの面(多くは打面の反対の面)にはサウンドホール(音孔)が空けられている。打面は他の面より薄い。打面の裏には[[弦 (楽器)|弦]]や[[鈴]]などを仕込むことが多く、これらを仕込ませることにより特徴的なバズ音を得ることができる。
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ファイル:Cajon07052001.jpg|側面の穴
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== 奏法 ==
基本[[奏法]]は、楽器の上に跨って、楽器の打面やその縁を素手で叩く、というものである。打面の中央を叩くと[[バスドラム]]のような低い音になり、端の方を叩くとクローズド[[ハイハット]]のような鋭い音になる。打面でない面を叩くと中音域のサウンドを得ることができる。また、前述の仕掛けが施された楽器の端を平手で叩くと[[スネアドラム]]のような音色を出すことも可能。
小型のカホンは[[ボンゴ]]のように股に挟んでも使用される。