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Dks78 (会話 | 投稿記録)
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ゼムナス(ゼアノート)がXIII機関を結成した真の目的は、マスター・ゼアノートがΧブレードとキーブレード戦争を再来させるためには7人の純粋な光の存在(セブンプリンセスやキーブレード使いなど)と13人の純粋な闇の存在が必要で、その意思を引き継いでいたゼムナスは「人の心のキングダムハーツ」を媒介とし、13人の抜け殻の器に同じ心(ゼアノートの心)を植え付けて、13人のゼアノートを造り出そうとしたものだった。しかし集めたメンバーのほとんどは独自の目論みなどから意向に沿わない者が大半であり、器として適していたのはシグバール、サイクス、ロクサスだけで、ロクサスもソラの中に帰ったことで二人しか器を確保できなかった。
 
また、ゼムナスによれば「心」とは芽生え育むものであり、例え心がハートレスとなり肉体が抜け殻になったノーバディであっても、個体差はあれ心を持つものであると語っている。しかし、この事実は前記の真の目的のためには知られては不都合であったため、「ノーバディに心はない」と偽って機関員が「人の心のキングダムハーツ」を求めるように仕向けた<ref>この事実はゼムナスとシグバールしか知らなかった。</ref>
 
==== シリーズでの活躍 ====
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: ソラがハートレスとなった時に生まれ落ちたノーバディ・ロクサスを機関のメンバーに加え、その6日後、ソラの力量を計るために単身ホロウバスティオンを訪れ、ソラたちと剣を交えた。グーフィーに「アンセム?」と問われ「懐かしい響きだ」と答えていた。この戦いの後に闇の海岸でロクサスに「彼に会ってきた。彼は君に良く似ている」「君が機関に入ってもう6日が経った」と伝えている。ソラが1年間の眠りから目覚めた後、機関メンバー5人を引き連れてホロウバスティオンに顔見せに現れている。またホロウバスティオンに大量のハートレスとノーバディが襲来した際に再び現れており、ハートレスがソラたちによって倒されているのを見届けて姿を消した。その後、存在しなかった世界でキングダムハーツが完成間近となり、用済みとなったソラを始末しようと機関のメンバーを次々と仕向ける。ソラと機関の戦闘の隙に賢者アンセムの手によりキングダムハーツを分解されてしまい、不完全なキングダムハーツと一体化し、鎧を身にまとったり、巨大なドラゴンを操るなど幾度も戦いを挑んでくるも、最後はソラとリクのコンビネーションの前に敗れて消滅した。
: 時系列としては消滅した後にも関わらず、ソラがマスター承認試験で眠りに閉ざされた世界を冒険する中、ゼムナスは様々な世界に現れソラに意味深な言葉を投げかけてくる。その正体は時を越える能力を持つ青年時代のゼアノートにより、マスター・ゼアノートの器たる真のXIII機関結成のために『KH2』の時間軸から呼び寄せられた存在であった<ref>{{Cite web |date=2012-05-16 |url= http://www.famitsu.com/news/201205/16014704.html | format= | title= 『キングダム ハーツ 3D』あれこれ想像したくなるストーリーの秘密――『KH3D』インタビューその3 | publisher= ファミ通.com | accessdate=2012-05-17}}</ref>。彼は既に12人が揃った機関の一員であり、ソラを13人目の器とするために青年ゼアノートやシグバールらと共に暗躍するが、リクと王様、リアの力によりソラを失い、元の時間へと再び戻っていった。
: 『Days』でのストーリーモードではイベントを除いては登場しないため、他の機関員のように会話はできない。ストーリークリア後に閲覧できるシークレットレポートによると、マールーシャらの反逆の兆しには気づいており、サイクスを通してアクセルに反逆者を始末するよう指令を出していた。このため、忘却の城の地上側に反逆者予備軍と暗殺者を、地下には研究者時代より信頼を置いている古参メンバーを送り込んだ。同時にサイクスやアクセルの暗躍にも気づいていたようだが、そこまで関心はなかった模様。この時アクセルには、暗殺任務とは別に「目覚めの部屋」を捜索するという極秘任務をサイクスを通して与えていた。また、キングダムハーツは彼にとって大いなる目的のための手段の一つでしかないことも記されており、他のメンバーと違いキングダムハーツを手に入れ完全な存在になることは、真の目的の通過点に過ぎなかったらしい<ref>この謎は、上述した「真相」で明かされている。</ref>
; シグバール (Xigbar): 声 - [[大塚芳忠]] / ジェームズ・パトリック・スチュアート
: 機関員ナンバー2。称号は「魔弾の射手」。武器は固形の光エネルギーを[[弾]]として撃つ'''ガンアロー'''と呼ばれる[[銃]]。白髪が混じった髪を一つに結んでおり、右眼に眼帯を付けており、左頬に大きな傷がある。性格は軽く挑発的で、人の話を盗み聞く、与えられた仕事を他人に任せるなど掴み所がない。よく語尾に「〜ってハナシ」とつける。機関では主に新たなメンバーの探索の任務に就いており、マールーシャをスカウトしたのも彼(小説版ではラクシーヌもスカウトしている)。かなりの情報通で、機関のことも独自の視点を持って見ており、ゼムナスがキングダムハーツの完成以外に目指しているものがあること、ゼムナスが求める「目覚めの部屋」とそこにいる「もう一人の友」の存在についても察していたようで、ゼクシオンに対してゼムナスの真の目的を知っているかのように語りかけていた。そのため他の機関員の中でも強い発言力を持っていた。
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: 元の姿は'''ブライグ (Braig)'''。ノーバディ化する前の賢者アンセムの弟子時代は、顔に傷がなく目の色は黒で、白髪もなく飄々とした風貌をしていた。当時から瞬間移動や空中で逆さまに立つ能力を持っていた。マスター・ゼアノートと何らかの取り引きを行い、彼と一芝居打ちテラの闇を引き出そうとするが、テラが解き放った闇の力が顔面をかすめ、右眼と左頬に大怪我を負う。キーブレード墓場で行われた決戦にも参加しており、アクアと氷漬けになったヴェントゥスの前に現れた時、以前黒い目をしていたはずの彼の眼はマスター・ゼアノートと同じように金色になっていた。マスター・ゼアノートがテラと戦う時間稼ぎをするためアクアと戦い、その後撤退して姿を消す。マスター・ゼアノートに憑依されたテラがアクアに敗れた後に倒れていたところを発見したのも彼で、髪が銀髪に変化し、名前を尋ねられて「ゼアノート」と名乗るテラを見て不敵な笑みを浮かべた。しかし、ゼアノートが本当に記憶喪失になっていたのは想定外だったらしく、「ゼアノート」の中にテラがいる事も薄々勘付いていた模様。
: 『3D』では存在しなかった世界でその姿を現し、ソラに自分達の目的を明かした。彼もまたXIII機関結成の真相を知っている者であり、13人のゼアノートの器の『一人』である。彼曰く「既に半分はゼアノート」らしく、金に変化した眼や髪に白髪(正確には銀髪)が混じっているのはその影響である。ソラを13番目の器として仲間に加えようとしたがソラがキーブレードの自らの力を示した時、その強固な意志に狼狽え撤退する。その後、真のXIII機関の一員に加わる。
: 『Re:coded』HD 2.5 リミックス版の追加ムービーにて、リアや賢者アンセムの弟子たちと同じくレイディアントガーデンの研究室で復活していたことが判明<ref>この時の姿が、白髪のない黒髪で、目が金色のブライグと同じ姿。『3D』で登場した際はシグバールの頃と同じ姿なので、再びノーバディ化された可能性がある。</ref>。彼らよりも先に目を覚ましており、青年ゼアノートに「俺は俺の目的に向かうさ」と話していた。
; ザルディン (Xaldin): 声 - [[秋元羊介]] / デビッド・ダイアン・フィッシャー
: 機関員ナンバー3。称号は「旋風の六[[槍]]」。称号通り風の力で六本の[[槍|ランス]]を同時に操る。外観に似合わず弁舌に長ける扇動家であり、言葉巧みに相手の心理を操る話術を用い、命令に従わない者には実力行使に出る一面もある。[[野獣 (美女と野獣)|ビースト]]の心の強さに目を付けており、[[美女と野獣 (アニメ映画)|ビーストキャッスル]]でビーストを唆して彼のハートレスとノーバディを手に入れ、仲間に加えようとしていた。籠絡するための準備を整え始めたのはロクサスが機関に所属していた頃、つまりソラがビーストキャッスルを訪れるより半年以上前であり、ここからも扇動家としての一面が伺える。また、ビーストキャッスルへ留まり続け音信不通になり、ザルディンを捜索するミッションをロクサスが遂行したこともあった。ソラが目覚めてから本格的に動き始め、最終的には[[ベル (美女と野獣)|ベル]]と魔法のバラを強奪してビーストを逆上させるという手段に出たが、隙を突かれてバラごとベルを取り逃がし、ソラたちとの戦いにも敗れて消滅した。なお、機関メンバーの中でディズニー作品をモチーフとしたワールドで消滅したのは彼だけである。
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: ソラたちとはトワイライトタウンで初めて相対するが、計画に必要な駒であるソラには敵対心を見せておらず、ハートレスを倒せと言い残して消えていった。機関の反逆者であるアクセルを始末するという任務を受け、ホロウバスティオンに大量のハートレスとノーバディが襲来した時にもアクセルを追って姿を見せる。その際にXIII機関の真の目的、「ソラのキーブレードでハートレスを倒させる真実」をソラに明かし、ソラたちを追い詰める。存在しなかった世界にて、用済みになったソラを始末しようとするが敗北。敗れた後も最後までキングダムハーツに心を求めながら消滅した。
: 元の姿は'''アイザ (Isa)'''。人間だった頃はレイディアントガーデンの住人であり、リア(アクセルの人間時代の姿)とは親友同士だった。このとき顔に×字の傷はなく、眼の色は金ではなく緑で、月模様の服を着ている。リアと共に賢者アンセムの城に忍び込もうとし、ディラン(ザルディンの人間時代の姿)に追い出される描写がエンディングにあった。リアが人間として再生した際には一緒にいるはずだったが、その場にアイザとブライグはおらず結局レイディアントガーデンでは見つからなかった。実はゼアノートが画策していた真のXIII機関の器に適する人物であり、リアとは存在しなかった世界の円卓にて再び敵として対峙することとなった。
: 『Re:coded』HD 2.5 リミックス版の追加ムービーにて、リアや賢者アンセムの弟子たちと同じくレイディアントガーデンの研究室で復活していたことが判明したが、彼らが目覚める前に青年ゼアノートと先に目覚めていたブライグによって連れ去られた模様<ref>ブライグの「誰を連れていくんだ?」という問いに対し、青年ゼアノートが「サ」と言いかけたところでムービーが終わっている。</ref>
; {{Anchor|アクセル(キングダムハーツ)|アクセル (Axel)}}: 声 - [[藤原啓治]] / クイントン・フリン
: 機関員ナンバー8。称号は「踊る火の風」。赤い髪と目の下の[[フェイスペイント]]が特徴。口癖は「記憶したか?」。炎魔法の使い手で武器は[[チャクラム]]と呼ばれるオリジナルの大型[[手裏剣]]。機関の意思とは別に自らの思惑を優先させる節があり、単独行動を執ることが多い。手段を選ばず狡賢く、他の機関メンバーも彼の動向には注意を払っていた。ロクサスがノーバディとして生まれ落ちた時に彼の世話をしたのがきっかけで親友となり、ロクサスといると自分にも心があるような気がしていたという。サイクスと二人である計画を達成するためXIII機関に同期として加入、自らが機関内で邪魔者を消し、サイクスを機関のトップに着かせようとしていたがロクサスとシオンと交友を深めるにつれサイクスと疎遠になっていった。
: 忘却の城ではマールーシャ、ラクシーヌと地上階の管理を担当。ソラを手中に収め機関を牛耳るというマールーシャらの計画に加担する態度を取るが、その真の狙いはマールーシャらの機関への反逆の証拠を握ることにあり、マールーシャの信用を得るため、ソラに真実を明かそうとしたヴィクセンを消滅させており、一方でソラの消滅を阻止するために幽閉されていたナミネを解放し、結果としてマールーシャの陰謀を挫きながら、リク=レプリカを口車に乗せてゼクシオンの消滅を促すなどの不可解な行動を見せていた。結局彼は反逆を企む地上のマールーシャ側にも、それを阻止せんとする地下のゼクシオン側にもつかず、結果忘却の城にいた機関メンバーで唯一生き残った。マールーシャに信用されるためにヴィクセンを、サイクスとの目的のためにゼクシオンを消滅させたことで、一番の裏切り者は自分だとも感じていたようである。忘却の城では裏切り者の抹殺の他に「目覚めの部屋」の探索も任されており、『COM』での出来事のあとも約20日にわたり城に留まっていた。機関の進める「レプリカ計画」について知らされていなかった一人だが、自力で計画の全容を調べ上げた。
: その後、ソラに会いに行くために機関を裏切ろうとしたロクサスを止めることができず、さらにロクサスの脱退の手助けをしたと見なされ、機関から謹慎を命じられた。3日後、ロクサスがデータ上のトワイライトタウンに送られたこと、さらにゼクシオンのコンピュータでデータ上のトワイライトタウンにいくことが可能ということを利用し、ロクサスを奪還するという任務に就く。しかしその時のロクサスはディズによって記憶が改変されており、記憶が戻らないようなら始末するという命令を本人は拒否したため、ゼムナスから圧力を掛けられ従うことになってしまう。仮想トワイライトタウンにてロクサスを呼び戻そうとするも失敗し、最終的に真剣勝負を仕掛けるも真の力に目覚めたロクサスに敗退。ソラを再びハートレス化させればロクサスに会えると考え、機関から離脱して単独行動を開始する。そのためにデスティニーアイランドで親友の帰りを待つ[[カイリ (キングダム ハーツ)|カイリ]]の誘拐を企て、一度は成功するもののサイクスの介入により彼女を奪われてしまう。機関の計画にとって邪魔者となっていたアクセルは、この時からソラを助けるために行動するようになる。ホロウバスティオンで一度ソラ達の前に現われてXIII機関の目的を明かした後でカイリの事を謝るが、ゼムナスより彼を始末するよう命じられたサイクスが現れたためその場を去る。その後、存在しなかった世界へ続く道中でソラ達が大量のノーバディに囲まれた際、息も絶え絶えの状態で現れ<ref>小説版では、城に捕らわれているカイリを助けようとしたが、待ち構えていたサイクスに致命傷を負わされたとされている。</ref>、全存在を掛けた攻撃で道を切り開いた。最後はカイリの事を改めて謝罪し、「存在しなかった世界」への道を開くことで力を使い果たし、静かに燃えながら消滅していった。親友であるロクサスの本来の姿であり、敵であるソラが見守る中で消滅していった彼は、どこか満足した様子だった。
: 元の姿は'''リア (Lea)'''。人間だった頃は親友のアイザ(サイクスの人間時代の姿)とレイディアントガーデンに住んでいた。アイザと共に何らかの目的で城に向かおうとしていたところでヴェントゥスと出会い、意気投合して友達となる。自分が誰かの心の中で記憶として残ることを強く望んでおり、ヴェントゥスに対しても自分を忘れないようにと諭す発言をしている。この頃[[フライングディスク]]を2枚使っていた。その後、初期機関メンバーと共にレイディアントガーデンにて人間へと再生する(この時フェイスペイントは消えている)。しかしその場にいなかったブライグとアイザを捜索することになり、ディズニーキャッスルでマレフィセントとピートにさらわれそうになったミニー王妃を助け、王様たちと共にイェン・シッドの塔を訪れる。彼の目的はキーブレード使いになることであり、(ドナルドは猛反対したが)それを承諾したイェン・シッドはソラとリクの危機に対する切り札として彼に時間の流れの違う場所で修行を行わせ、後にゼアノートによって13番目の器にされかけたソラの窮地を救った。本人としてはソラを助ける時点でキーブレードを持って登場するつもりだったが、結局出すことは出来ず、それをぼやいていた直後に無意識の内にあっさりとキーブレード(自身のチャクラムと同型の持ち手から、炎を模った剣身が噴き出しているような形状)を出して見せた。これには当人やソラ達は愚かイェン・シッドでさえ激しく驚いていた。その後はレイディアントガーデンに帰った模様。自身の名前は人間であった頃の「リア」と名乗っているが、ソラやリク、旧知のブライグからは最後まで「アクセル」と呼ばれており、当人も半ば諦めていた。
: 『coded』では、ナミネがソラの記憶を修復していたときに見つけた「痛みの記憶」にデータ・ソラが触れた時、彼の姿が映像として映し出された。また『BbS』のシークレットエンディングではロクサス、シオンと共に時計台でシーソルトアイスを食べているが他の二人と違い「ソラ」とは言わなかった。これは、彼はソラによる痛みの救済が必要な者ではないことによる。