「アセトアルデヒド脱水素酵素」の版間の差分

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m →‎遺伝子多型: アボリジニはGGタイプであることは、Shoji HARADA J.Anthrop.Soc.Nippon人類誌99(2),123-139(1991)に示されている。
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ALDHの遺伝子多型は生まれつきの体質であるが[[人種]]によってその出現率は異なり、AGタイプ(酒に弱いタイプ)・AAタイプ(酒が飲めないタイプ)は[[モンゴロイド]]にのみ、それぞれ約45%、約5%認められる。
 
これに対し[[コーカソイド]](白人)・[[ネグロイド]](黒人)・オーストラロイドに属する[[アボリジニ]]はモンゴロ、全てGGタド以上プ(酒強いタイプ)である。ただ[[アボリジニ]]は歴史的に酒を知らず白人がオーストラリアに持ち込んだこともありアルコールに依存しやる耐性が低くいとされ、オーストラリアではアボリジニ居住区への酒類持込および飲酒を勧めることは法律で規制されている
 
これに対し[[コーカソイド]](白人)・[[ネグロイド]](黒人)は全てGGタイプ(酒に強いタイプ)である。
 
[[筑波大学]]の[[原田勝二]]らは、ALDHのひとつALDH2を作る遺伝子によって酒の強さが体質的に異なるとされることに注目して、全都道府県の5255人を対象に、酒に強いとされる遺伝子の型NN型を持つ人の割合を調査、順位づけた。その結果NN型の人は中部、近畿、北陸、北九州など西日本を中心に少なく、東西に向かうにつれて増加し、東北、関東、南九州、沖縄で多くなる傾向があった。全体的にNN型の遺伝子を持つ者は東日本に多かった。すなわち、秋田県が最多で77%、鹿児島県と岩手県が71%でこれに続き、最小は三重県の40%、次に少ないのは愛知県の41%であった([http://www.athome-academy.jp/archive/biology/0000000176_all.html 原田勝二インタビュー])。