「タンタンの冒険」の版間の差分

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メメ (会話 | 投稿記録)
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: 船員禁酒連盟会長にもかかわらず、コルクが開いた音だけでウィスキーだと分かるほどの大酒飲み。酒を飲むなと言われながら酒を持ち込んだり、自分の用意した酒を飲み損ねて嘆いたり怒ったりする場面がしばし見られる。カラブジャン号の船長時代にアランが好き勝手に行動できたのもアルコールが原因である。なお、実質最終巻である『タンタンとピカロたち』にて、ビーカー教授の発明した酒が不味くなる薬を飲んで、酒を受け付けない体質となった。
: 非常に口が悪く、[[地口]]([[掛詞]])を多用した悪態をつくことが多い。中でも「コンコンニャローの[[バロー (アラスカ州)|バーロー岬]]」「何と[[ナント]]の難破船」はよく登場する。なお、元は「Tonnerre de Brest!」と叫ぶセリフの日本語版独自の意訳である。これは直訳すると「ええい、またか、忌々しい城砦の大砲め!また凶悪犯が逃げやがったぞ!」。脱走者が頻発し、その度に大砲が鳴らされていた刑務所が建つフランスの城砦・軍港都市[[ブレスト (フランス)|ブレスト]]の住民感情に因み、引用されている。
: フランソワ・ド・アドック卿という先祖がおり誇りにしている。特にアドック卿と彼の愛船ユニコーン号が描かれた絵を大切にしている。ところが、アドック卿の事になると剣を所持して嬉しそうに興奮しながら演説してしまう癖があり、彼がかつて伝説の海賊レッド・ラッカムと1対1で戦い見事勝利した事を話した際は非常に暴れ回り、アドック卿と彼の愛船ユニコーン号が描かれた絵に顔を突っ込んでしまい、アドック教の顔に穴を開けてしまった。アニメでその部分を修復した事が判明している。「なぞのユニコーン号」「レッドラッカムの宝」ではアドック卿が入手したレッド・ラッカムの宝を巡り、タンタンと行動を共にしてその宝を入手して大金持ちになった。さらにアドック卿の居城だったムーランサール城もビーカー教授が買い取り、自分の家にした。
 
; {{Anchor|デュポン}}と{{Anchor|デュボン}} (''Dupond et Dupont'')
: 声 - [[永井一郎]]
: 双子でもなく親戚でもないのに顔と禿頭に名前、服装、声、性格もそっくりな[[国際刑事警察機構|インターポール]] (ICPO) の刑事。初登場は「ファラオの葉巻」だが、「タンタンのコンゴ探険」でも登場している<ref>1946年にカラー版が出版された際に加筆されたもの。元々の作品では、全く別のキャラクターが同じ台詞を喋っている。</ref>。イギリス風の紳士服をきている。
: 黒いスーツと山高帽、ステッキというおそろいのファッション。2人の見分け方はヒゲにあり、ヒゲの両端が跳ね上がっているのがデュポンで、垂れ下がっているのがデュボンである。
: 職務に忠実ではあるのだがドジばかりしており、階段から落ちたり床で滑って怪我をするのは日常茶飯事。人目に立つ奇異な変装をする。『めざすは月』ではシルダビアの民族衣装と誤解し、その変装のせいでギリシャの革命党員に間違われ逮捕される。どんな機密事項もあっさりと喋ってしまう。護送中に居眠りして誤認逮捕したタンタンを逃がす。市場でスリを捕まえようとしたときに自分が財布をすられた挙句置き引きと間違われる。警護任務をうっかり忘れる。骨格標本を逮捕する。挙句の果てには午前と午後を取り違えて月ロケットに乗り込んでしまい、誤って宇宙に飛び立ってしまったこともある。この時にはロケットが酸素不足となりタンタン・ハドック・ビーカーらを窮地に追い込む等、刑事らしからぬ行動がかなり目立つが、最終的にはタンタンの活躍により任務を果たすため、優秀な刑事の扱いをされている。自分達がドジな事に自覚が無く、互いにドジを起こしてもミスを擦りつけ合い認めようとしない。