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'''鄧州'''（とうしゅう）は、[[中国]]にかつて存在した[[州]]。[[隋|隋代]]から[[中華民国|民国]]初年にかけて、現在の[[河南省]][[南陽市]]一帯に設置された。
== 魏晋南北朝時代 ==
[[北魏]]により置かれた[[荊州]]を前身とする。
== 隋代 ==
{| align=center class="wikitable" style="width:600px; text-align:center"
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!区分!!colspan="4"|開皇元年!!区分!!大業3年
|-
|州||colspan="4"|'''荊州'''||郡||'''
|-
||郡||[[新野郡]]||[[南陽郡]]||[[武関郡]]||[[順陽郡]]||rowspan="2"|県||rowspan="2"|[[穣県]] [[新野県]] [[南陽県]]<br/>[[課陽県]] [[新城県]] [[冠軍県]]<br/>[[菊潭県]] [[順陽県]]
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|}
==
[[619年]]（[[武徳]]2年）、[[唐]]により南陽郡は鄧州と改められた。[[742年]]（[[天宝 (唐)|天宝]]元年）、鄧州は南陽郡と改称された。[[758年]]（[[乾元 (唐)|乾元]]元年）、南陽郡は鄧州と改称された。鄧州は[[山南東道]]に属し、穣・南陽・新野・[[向城県|向城]]・[[臨湍県|臨湍]]・[[内郷県|内郷]]・菊潭の7県を管轄した<ref>『[[旧唐書]]』地理志二</ref>。
== 宋代 ==
[[北宋]]のとき、鄧州に武勝軍節度が置かれた。宋の鄧州は[[京西南路]]に属し、穣・南陽・内郷・順陽・[[淅川県|淅川]]の5県を管轄した<ref>『[[宋史]]』地理志一</ref>。
[[1128年]]（[[天会 (金)|天会]]6年）、[[金 (王朝)|金]]の銀术が鄧州を占領した<ref>『[[金史]]』太宗紀</ref>。金の鄧州は[[南京路]]に属し、穣・南陽・内郷の3県と順陽・新野・穣東・板橋・張村・峽口の6鎮を管轄した<ref>『金史』地理志中</ref>。
== 元代 ==
[[元 (王朝)|元]]のとき、鄧州は[[南陽府]]に属し、穣・内郷・新野の3県を管轄した<ref>『[[元史]]』地理志二</ref>。
== 明代以降 ==
[[明]]のとき、鄧州は南陽府に属し、内郷・新野・淅川の3県を管轄した<ref>『[[明史]]』地理志三</ref>。
[[清]]のとき、鄧州は南陽府に属し、内郷・新野の2県を管轄した<ref>『[[清史稿]]』地理志九</ref>。
[[1913年]]、[[中華民国]]により鄧州は廃止され、[[トウ州市|鄧県]]と改められた。
== 脚注 ==
<references />
{{隋朝の行政区分}}
{{唐朝の行政区分}}
{{宋朝の行政区分}}
{{金朝の行政区分}}
{{DEFAULTSORT:とうしゆう}}
[[Category:かつて存在した中国の州]]
[[Category:隋朝の州]]
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