「タラワの戦い」の版間の差分

戦闘の結果、タラワ島を守備した日本軍は、文字通り全滅した。[[捕虜]]となって生き残った者は、負傷して意識不明の状態で捕えられた者などごく一部だけであった。河津幸英は日本側の死亡率が著しく高い理由を、米軍が、負傷したりして無抵抗の日本兵・軍属までも皆殺しにしたためであると推定している<ref>河津（2003年）、75頁。</ref>。また、日本兵の中には捕虜になることを避けるため、自決する者もいた<ref name=s79/>。{{要出典範囲|date=2013年10月|米軍が日本兵を徹底的に殺害した背景として、日本軍が降伏せずに最後まで抵抗する傾向があったため、掃討戦を十分に行う必要があったからとする見方もある}}。

一方、米軍の人的損害も極めて大きなもので、恐怖のタラワ・マキンと呼ばれるほどであった。このことはアメリカ本国でも報道され、海軍や海兵隊は指揮に問題があったのではないかと批判を浴びた<ref>イアン・トールｐ180</ref>。
また記録映画を公開したところ、米軍の重傷者や遺体の映像によって一時的に志願兵の応募率が低下したという騒動が起きた。