「八丁味噌」の版間の差分
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このように、「八丁味噌」という言葉は普通名称であることが認定されているが、同時に判決文では、当時の名古屋地方における職業別電話帳、および岡崎地方における50音別電話帳にて「八丁味噌」の名称又は名称を冠したものはこの2社のみが記載されていること、および八丁味噌は愛知県岡崎市において江戸期より太田家及び早川家を製造元として作られてきた同地方の特産品であり、現在も合資会社八丁味噌(カクキュー)と株式会社[[まるや八丁味噌]](当時は合名会社太田商店)の2社のみで醸造されていることを認めている。
2006年4月1日、[[地域団体商標]]制度がスタートしたのに伴い、岡崎市内の2社(カクキュー、まるや八丁味噌)からなる「八丁味噌協同組合」が同じ月に『八丁味噌』を商標出願した。しかし、愛知県全体の業界団体である「愛知県味噌溜醤油工業協同組合」は、2社のみが名称の独占使用するのはおかしいと主張し、その後二者による協議が行われたが、それも物別れに終わったため、後者は『愛知八丁味噌』の名称を出願することとなった<ref>「『地域ブランド』思わぬ壁 さぬきうどんは知名度アダ?」、『[[朝日新聞]]』 2006年4月16日付朝刊。</ref>。ただし2016年現在も、双方共に商標認定されていない<ref>
== 地理的表示ブランドの登録をめぐる問題 ==
[[農林水産省]]は現在、産品の名称([[地理的表示]]、GI)を知的財産として登録し、保護する制度に取り組んでいる<ref>[http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/index.html 地理的表示保護制度(GI):農林水産省]</ref>。これを「[[地理的表示#地理的表示保護制度(GI)|地理的表示保護制度]]」と言うが、同省は2017年12月15日、[[名古屋市]][[中区 (名古屋市)|中区]]に事務所を置く「愛知県味噌溜醤油工業協同組合」を八丁味噌の生産者団体として登録した<ref>[http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/register/49.html 登録の公示(登録番号第49号):農林水産省]</ref>。
2017
これを受けて[[斎藤健]][[農林水産大臣]]は1月30日に会見を行い、認定した枠組みに追加申請すれば岡崎市の2社も地理的表示保護制度の対象になるとの認識を示した<ref>{{cite news |url =http://www.sankei.com/west/news/180130/wst1801300045-n1.html | title =“名古屋めし”定番調味料「八丁味噌」GI登録、老舗2社外れたのは「排除でない」と農水相 追加申請受け入れる考え | publisher = [[産経新聞]]| date= 2018-1-30| accessdate =2018-2-4}}</ref>。
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== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
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== 関連項目 ==
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{{地理的表示}}
{{デフォルトソート:はつちようみそ}}
[[Category:愛知県の食文化]]
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