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{{Infobox animanga/Header
| タイトル = うる星やつら
| ジャンル = [[サイエンス・フィクション|SF]]・[[恋愛漫画|恋愛]]・[[ギャグ漫画|ギャグ]]・[[少年漫画]]・[[ラブコメディ|ラブコメ]]
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{{Infobox animanga/Manga
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'''うる星やつら'''(うるせいやつら)は、[[高橋留美子]]の[[漫画]]。第26回(1980年度)[[小学館漫画賞]]少年少女部門受賞作。「うる星」とも<ref>めぞん一刻文庫版第1巻巻末あとがき</ref>。本項では原作である漫画作品と、これに関連する作品全般について述べる。
 
浮気者の高校生諸星あたると、彼を愛する一途な宇宙人美少女・ラムを中心に架空の町、友引町や宇宙や異次元などを舞台にした[[ラブコメディ]]タッチの[[ギャグ]]漫画。
 
その内容の斬新さと魅力的なキャラクターは[[1980年]]代のみならず以降の[[漫画]]界と[[アニメ]]界に衝撃を与え、当時の若者たちの圧倒的支持を受けて一大ブームを引き起こし、若者文化にも影響を与えた。
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=== 作品の特徴 ===
不定期連載時は恋愛要素が皆無で、ドタバタやSFをメインにしたギャグ要素が非常に強かったが、週刊連載になり話が進むにつれて恋愛をメインに、ギャグをサブにした雰囲気、いわゆる[[ラブコメ]]の作風に変化させてゆく。後半にゆくに従って、笑いの要素を抑えた、非常にシリアスなストーリーも盛り込まれていく。そこに高橋留美子の持ち味の奇想天外なキャラクターなどを絡ませつつ、恋愛、学園モノからSF、妖怪、幽霊、伝奇、スポーツ、冒険、格闘、歴史など、ある意味「なんでもあり」の世界観を打ち出し、長期連載作品となっていった。定期連載時や、読み切り作品(たとえば『[[ザ・超女]]』)のようなギャグ要素の強い作風は、一部がのちの『[[らんま1/2]]』に引き継がれていった。
 
当初は諸星あたるを中心として話が展開することが多かった。高橋は当初、いろんな災いを呼び寄せる受身のキャラクターであるあたるでは、毎回の話を作るのに行き詰まってきたため、短期連載の後半から週連載への移行を境に、あたるをもっと楽観的で積極的な浮気性のキャラクターに変化させていく。すると、今度はラムがあたるを追いかけるストーリーばかりになり、後半はラムの扱いに苦労したという。したがって、藤波親子の登場前後の週連載の前期までは、様々なキャラクターが登場してはあたるとラムの関係に絡みつつ話を展開していくパターンが多かった。藤波親子の登場あたりの中期 - 後期にかけては、次第にそれまで登場したキャラクターたちの再登場や、竜之介と弁天、レイとクラマ姫等のサブキャラ同士を絡めたり、それまで登場したキャラの近親者や関係者などを登場させて話を展開させるなど、群像劇に近いものとなる。回によってはあたるやラム以外のキャラクターを中心として話が進み、そこにあたるやラムが登場はするものの傍観者に留まり重要な役割を果たさないエピソードも多くなる。