「宇宙の戦士」の版間の差分
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作品中に登場する様々な小道具類やアイディアは、以降の作品に影響を与えた。特に、兵士が「着る」、すなわち着衣のように装着して体全体で操縦する、「装甲を施した宇宙服型ロボット兵器」という概念の[[パワードスーツ]](強化防護服)のアイデアは、その後、多くのSF作品で類型の兵器を生む源流となり、特に1980年代から1990年代にかけて大流行した。具体例は[[パワードスーツの登場するサイエンス・フィクション一覧]]を参照。
日本のSF界
その影響は映像分野へも波及し、[[SFアニメ]]の[[メカニックデザイン]]
なお、ガンダムの制作関係者にハヤカワ文庫版を紹介したのはスタジオぬえの[[高千穂遥]]だった
=== 小説 ===
日本では、前述のハヤカワ文庫およびハヤカワSFシリーズ版の刊行前に、「[[S-Fマガジン]]」1961年2月号から4月号に[[田中融二]]による抄訳が掲載された。
その後、1963年から1964年に[[小学館]]の少年雑誌「[[ボーイズライフ]]」に『宇宙の特攻兵』のタイトルで連載された
[[ハリイ・ハリスン]]の『[[宇宙兵ブルース]]』は『宇宙の戦士』などの[[軍事SF]]小説に対するシニカルな批判的パロディとして発表され、作中にベトナム戦争を思わせる惑星と機動歩兵も登場する。また、パワードスーツ型兵器を用いた兵士による、異星人との戦いを描いた著名なSF作品として、[[ジョー・ホールドマン]]の『[[終りなき戦い]]』(''The Forever War'')がある。ここでは「コンバット・シェル」と呼ばれるパワードスーツ型兵器が登場する。
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==== 実写映画 ====
* 『[[スターシップ・トゥルーパーズ]]』(1997年、アメリカ)
:: [[ポール・バーホーベン]]
:: 作中にはパワードスーツは登場せず
:: [[マイケル・アイアンサイド]]演じる教師ラズチャック(原作におけるデュボア)が、親からの教えとして非暴力を唱える生徒に暴力の有効性や実績を説き、また市民の担う義務と権利の関係、安全の有償性等についてリコに毅然と語り、戦場で最期を遂げる時も若い部下達に教えたとおりの潔い死に方を見せるなど、原作の基本的思想性はほぼストレートに映像化されている。
::監督の主眼が巨大昆虫vs未来兵士の壮絶な死闘というコンセプトであり、原作小説自体には本質的に興味が無く、内容の類似点からくる訴訟を避けるために映画化権を取得したという経緯からストーリーは多少の省略や変更点(父の生死等)はあるものの、比較的忠実(最後にヒーローになるのは意外な人物である点)であるが、その忠実さはむしろ皮肉に満ちている。
::パワードスーツが登場しない
:: 一方で政府による[[プロパガンダ]]の描写などで軍国主義的側面は過度に強調されて皮肉られている。バーホーベンは映画内の皮肉や誇張について、「作中で[[ファシズム]]の思想や想像力をもてあそぶことを通じて、アメリカ社会のある側面を描き出そうとした」と述べている<ref>{{cite web|url=http://www.avclub.com/articles/paul-verhoeven,14078/|title="Interview: Paul Verhoeven", by Scott Tobias|publisher=''[[The A.V. Club]]''|date=April 3, 2007| accessdate=2011-03-24}}</ref>。
* 『[[スターシップ・トゥルーパーズ2]]』(2003年、アメリカ)
:: 1作目の10分の1以下という低予算で製作され、アメリカでは劇場公開されずテレビ映画として放送された。1作目と同様の世界観を踏まえたもので、人間に寄生する「パラサイト・バグ」など、原作小説にはなかった存在が登場する。
::監督はバーホーベンの盟友であり、モデルアニメーションの第一人者でもある[[フィル・ティペット]]が担当。彼の監督デビュー作である。一応原作小説を読んだバーホーベンと違い、ティペットは「原作を一行も読んでいないし、今後も読む気はない」と豪語しており、シリーズの異色作である。
* 『[[スターシップ・トゥルーパーズ3]]』(2008年、アメリカ)
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==== アニメ ====
* 『[[宇宙の戦士 (アニメ)|宇宙の戦士]]』(1988年、日本)
:: 日本
* 『[[スターシップ・トゥルーパーズ・クロニクルズ]]』(1999年、アメリカ)
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