「ぼくたちと駐在さんの700日戦争」の版間の差分

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* 製作:[[ギャガ]]、[[TSUTAYA]]グループ、[[IMAGICA]]、[[メモリーテック]]、[[CBCテレビ|CBC]]<ref name="tv">製作委員会に[[Japan News Network|TBS系列局]]のCBCとSBSが入っているが、地上波初放送は2009年8月に[[日本テレビネットワーク協議会|日本テレビ系]]にて行われたため[[広域放送|中京広域圏]]では[[中京テレビ放送|中京テレビ]]、[[静岡県]]では[[静岡第一テレビ]]で放送された。</ref>、[[静岡放送|SBS]]<ref name="tv"/>
* 配給:ギャガ
 
== 原作との相違点 ==
===登場人物と設定===
* 時代設定が原作では1975年だが、映画版では1979年。
* 原作のママチャリの一人称は「僕」だが、映画版では「俺」。
* 原作の千葉は、筋肉質であまいマスクの水泳部のエースだが、映画版での体型は肥満で、水泳部という描写もない。
* 辻村というキャラクターは、映画独自のもの。村山という登場人物は出てくるが、原作とは全くの別人。
* グレート井上は原作では医師の息子ではなく、単なる「地元の名家の長男」とされている。
* 駐在の奥さんである加奈子は、映画版では喫茶店でバイトしているが、原作では「駐在所勤務者の奥さんはアルバイトはできない」という規定により、働いていない。
* ママチャリの母の名前は、映画版では「たみ子」で、原作では「タカさん」。「元神童」と呼ばれる才女で、(設定が1975年ということもあり)コンビニで働く場面も無い。
* 映画版では駐在が「中嶋」と名乗っていた。原作では駐在の名前は一度も出てこないが、「MINT倶楽部」で愛ちゃんの名前が「中嶋愛」になっている事から、苗字は中嶋だと推定される。
* 映画版では、森田・久保・河野の3人は登場しない。
 
===イタズラ===
* 「イタズラの定義」に反する事なので、相手に怪我を負わせるような「ワックス」「落とし穴」といったものは、原作には登場しない。
* 同様に、物を壊すといったこともしないため、「バーバーの看板」や、トリモチによる「逃げられない鳥作戦」、腹話術の人形破壊、赤色灯を盗む、といったイタズラも映画独自のものである。
* 全体的に、映画のイタズラは単純なものになっているが、原作では、法や自分たちの定義にふれないための技巧が凝らされている。
* 万引き疑惑作戦は、映画では電気屋におけるものだが、原作は本屋で、駐在はママチャリ達が捕まった後で店主によって呼ばれる。
 
===ストーリー===
* 奥さんの妹・美奈子は、原作では東京理科大に通う才女で、グレート井上に天文を教えた(映画版では立場が逆)。
* 西条の入院の原因は、原作では美奈子を襲った暴漢に復讐するため。映画ではよそ見(スカートの中を見ようとした)によるバイク事故。
* 少女ミカとは、この入院先で西条が知り合う。映画版は初期から知り合いの設定。
* 原作では入院しているのはミカ本人ではなく弟のリョウ。ミカは単なる付き添いで、弟が難病で動かせないために、病院前での花火打ち上げを西条に依頼する。西条は、看護婦の噂話から「来年の花火大会はない」ことを知り、当初は花火購入を模索する。
* 映画での西条は「駐在を困らせる」という理由をつくって花火打ち上げをママチャリたちに依頼するが、原作ではミカとママチャリ達を親しくさせ断れないようにさせていた。
* 原作では打ち上げ後に駐在に捕まるが、映画版では打ち上げ前に捕まる。
* 原作での逮捕理由は窃盗のみではなく、[[火薬類取締法]]違反、[[消防法]]違反など、複数の罪状が付いていた。手錠をかけられるのはママチャリのみ。
* 打ち上げは、原作では駐在ひとりではなく、事情を知った病院の職員たちもカンパする。
* 原作で花火を盗むのは、ママチャリ・孝昭・久保・河野・森田・ジェミーの6名。映画版では、ママチャリ・千葉・ジェミーの3名。
* 原作には、駐在が全員を駅に送って行くといったシーンはない。
* 「花火盗人」というタイトルは、映画版では「花火盗人作戦」という作戦名とされているが、原作中では親方の「花火盗人は罪になんねぇ」という台詞から取ったもの。[[狂言]]の名作『花盗人』のもじり。
 
== ドラマCD ==