「日本の原子力政策」の版間の差分

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Agkaiuga (会話 | 投稿記録)
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=== 2011年以降 ===
2011年3月11日に発生した、[[東北地方太平洋沖地震]]の影響で、[[福島第一原子力発電所]]が津波に襲われて、[[炉心溶融]]を伴うレベル7に相当する深刻な事故に発展した。これは日本における最大規模の原子力事故([[福島第一原子力発電所事故]])となった。日本政府は同日、初の[[原子力緊急事態宣言]]を発令して半径20キロに避難指示を出す<ref>[http://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/201103/12_p2.html 官房長官記者発表平成23年3月12日(土)午後]</ref>など、事態の収拾に追われた。 この事故は放射性物質([[放射性ヨウ素]]や[[放射性セシウム]]など)の閉じ込めに失敗して、汚染は東京を含む東日本に経済的ダメージを与える結果となった。
 
国際的にも、日本の原子力発電の技術の弱点が露呈し、[[国際原子力機関|IAEA]]にも自然災害に対する想定が甘いと批判される格好となった<ref name="IAEA1">{{cite news |title=「津波災害を過小評価」=調査団、報告書要旨を提出-福島第1原発事故でIAEA |newspaper=時事通信 |date=2011-06-01 |url=http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011060100399 |accessdate=2011-06-03}}</ref><ref>{{cite news |title=津波の想定「過小評価」…IAEA報告書概要 |newspaper=読売新聞 |date=2011-06-01 |url=http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110601-OYT1T00493.htm |accessdate=2011-06-03}}</ref>。30年以上も前にアメリカ合衆国議会公聴会でGEの元社員により、その安全性を指摘されていたマーク1型原子炉は、耐用年数を20年も超えた形でメルトダウン廃炉という結果になった。