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'''七曜'''(しちよう)とは、肉眼で見える[[惑星]]を[[五行]]と対応させた[[火星]]・[[水星]]・[[木星]]・[[金星]]・[[土星]]と、[[太陽]]・[[月]]([[陰陽]])を合わせた7つの[[天体]]のことである。'''七曜星'''とも言う。
 
七曜(しちよう)は、古代中国の天文学で、日(太陽)と月と五惑星(木・火・土・金・水)を併せたものです。「曜」本義日光と、後の日、月、星を「曜」を理解して明るい天体。古代中国の占星術にも重視されたようです<ref>『尚書・舜典』「璇璣玉衡、以斉七政。」孔穎達「七政、其政有七、于璣衡察之、必在天者、知七政謂日月与五星也。木曰歳星、火曰熒惑星、土曰鎮星、金曰太白星、水曰辰星。」『周易・系辞』「日のように見えて天垂象吉凶、聖人のような象之この日月五星、吉凶のようにその因其変動めて、七者それぞれ各自異政、故七政。失由、故称。」</ref>。後漢の宗室劉洪(りゅうこう)乾象暦と七曜術を編纂したことで知られる。晋の范寧「[[春秋穀梁伝]]序」 から「陰陽を延ばす度、七曜を満ちて縮める。」、楊士勛疎:「ものの七曜者、日月五星の写真と思うが、故の曜。」。単なる日を数える手段ですが、史料のように二十八宿と結びついて暦に記載されます<ref>渡邊敏夫『暦入門―暦のすべて (生活文化史選書) 』(雄山閣、2012年)</ref><ref>岡田芳朗 、後藤晶男、伊東和彦、松井 吉昭『暦を知る事典』(東京堂出版、2006年)</ref>。
 
近代[[天文学]]が発達する以前は、[[恒星]]よりもはるかに明るく見え、[[天球]]から独立して動くという点で、[[惑星の定義#古代の惑星|惑星と太陽と月は同種のものと(言い換えれば太陽と月も惑星に含めて)考えられ]]、また、世界各地で神々とも同一視され、特別の扱いを受けていた。