「金券ショップ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
編集の要約なし
5行目:
 
== 概説 ==
大都市のビジネス街や駅前に集中し<ref>但し、鉄道駅の近くに出店している金券ショップの場合、近接する鉄道会社の乗車券・回数券については扱っていない場合もある。</ref>、特に[[新橋駅]]前[[ニュー新橋ビル]]、[[新宿駅]]西側と[[大阪駅前ビル|大阪駅前第1 - 第4ビル]]、[[神田駅 (東京都)|神田駅]]東口神田駅前交番向かいのJRガード下は日本有数の出店地区である。人が集まりやすく一定の需要が見込める[[スーパーマーケット]]や[[ショッピングモール]]内に店舗を構えたり、店舗の営業時間外に販売を行う自動販売機を設置している業者もある。
 
[[商品券]]や[[乗車券]](主に[[回数券]])などの売買で得られた[[差也|利ざや]]が金券ショップの基本的な収益であるが、現状ではそれだけで収益を稼ぐことは厳しくなってきたため(理由は後述)、コンサートやプロスポーツなどのチケットの委託販売や[[外貨両替]]などによる手数料収入が、収益のウェイトを占めるようになっている。そのほかにも、中古[[携帯電話]]や[[スマートフォン]]の買い取りや販売、[[スポーツ振興くじ|toto]]の取扱い、[[金]]・[[プラチナ]]の買取などを行う金券ショップも現れており、取り扱い品目は多種多様化している。
20行目:
: オーソドックスなビジネスモデル。買い取り希望者から安価で仕入れ、購入希望者に利ざや分を上乗せして販売する。その差額が収益となる。招待券は買い取りできないケースもある。
; [[回数券]]のバラ売り
: 鉄道会社の一般的な[[回数乗車券]]は、指定された区間の10回分の運賃で同区間の11回分の切符が発売されているため、例えば180円区間の回数券の切符では1枚あたりの仕入れ値は163円強である。これらの回数券を1枚ごとに普通運賃より幾分安く販売することで、定期券や回数券を購入するほどは該当路線を利用しない乗客であっても、ある程度安く乗車できる。時差回数券・土休日限定回数券のように利用可能時間に制限があるものの割引率の高い回数券や、[[新幹線]]の一部区間で発売されている[[新幹線回数券]]もよく取り扱われる。近畿地方ではターミナル駅の改札前に出店している店舗が多く、主力商品となっている。その一方、近年は交通系ICカードの普及や鉄道会社のインターネット予約・割引サービス<ref>回数券使えないお盆・年末年始でも割引運賃で乗車可能なほか、事業者によっては回数券より高い割引率を設定しているところもある。</ref>の普及拡充、さらには金券ショップへのバラ売り防止策として回数券の販売を中止する事業者も現れており、扱い数は傾向にある。
: 顧客から買い取った[[プリペイドカード]]([[オレンジカード]]など)を使って回数券を仕入れると利益は若干上がる。かつては安価で仕入れた[[イオカード]]や[[Jスルーカード]]などで回数券を購入してバラ売りするケースが目立ったが、イオカードやJスルーカードなどは発売自体が中止となったこと、また偽造カードの流通が発覚したことで、プリペイドカードによる回数券の購入が制限されるようになったため、そのようなケースは見かけなくなっている。
: [[大阪市営地下鉄]]や路線バスなど、回数券の代わりに回数カードを発行している事業者もある。こういった事業者の路線では回数券のバラ売りは難しく手間がかかるので、回数カードを定価より幾分安くして販売している。