「青年期」の版間の差分

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国道266号 (会話 | 投稿記録)
荒らしを差し戻し
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{{出典の明記|date=2012年7月}}
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| caption1 = 音楽を聴いている2人の青年
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| caption2 = 多様な青年(オスロ)
}}
'''青年期'''(せいねんき、Adolescence)がどの時期にあたるかは[[発達心理学]]の諸説により異なるが、[[エリク・H・エリクソン]]の[[発達段階]]論によればおよそ13歳から20歳頃あたりまでの時期にあたる<ref name="Kaplan">{{Cite |和書| |author=B.J.Kaplan |author2=V.A.Sadock |title=カプラン臨床精神医学テキスト DSM-5診断基準の臨床への展開 |edition=3 |publisher=メディカルサイエンスインターナショナル |date=2016-05-31 |isbn=978-4895928526 |at=Chapt.4}}</ref>。 性的成熟にともなう急激な身体的変化が現れ、心理的には内省的傾向、自我意識の高まりがみられる時期。不安・いらだち・反抗など精神の動揺が著しい。[[思春期]]と呼ばれる前半では身体的・性的に成熟し、後半では、自我意識・社会的意識が発達する。
 
[[ジャン=ジャック・ルソー|ルソー]]はこれを「第二の誕生」と呼び、[[ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ|ゲーテ]]は「疾風怒濤の時代」、[[クルト・レヴィン|レヴィン]]は「境界人」(マージナル=マン)と呼んだ。
 
== 文化 ==
=== アルコールや違法薬物の使用 ===
{{Seealso|児童精神医学}}
米国においては、青年期における違法薬物の使用が増加している。[[アルコール]]以外に加えて、[[大麻]]は最も青年期に乱用されがちである。米国国立薬物乱用研究所(NIDA)は、2007-2011年の間の大麻使用率は、8学年では5.7%から7.2%、10学年では14.2%から17.6%、12学年では18.8%から22.6%まで増加しているという<ref name="NIDA">[http://www.drugabuse.gov/publications/drugfacts/high-school-youth-trends], National Institute of Drug Abuse. (2012, July). "Drugfacts: High school and youth."</ref>。加えてMDMAが増加傾向にあり、2010-2011年の間に高校上級生において、1.4から2.3%に増加した <ref name="NIDA" />。
 
青年期における[[薬物乱用]]の増加には、処方薬の入手のしやすさが背景にある。 これには[[注意欠陥・多動性障害]](ADHD)の診断数の増加、[[バイコディン]]や[[アデラール]]の娯楽使用があり、高校上級生の15.2%は、前年に処方薬乱用の経験があると申告している<ref name="NIDA" />。
 
10代のアルコール使用は、現在では常に低いものであった。調査では、前月に少なくとも1回飲酒したと申告したのは、8学年では4.4%、10学年では13.7%、12学年では25%であった<ref name="NIDA" />。さらに加えて、タバコは米国の中高生の間ではもはや一般的ではなくなっている。現在のデータでは、10代の青年はタバコよりもマリファナを喫煙していると示されており、最近の調査ではマリファナが15.2%、タバコが11.7%であった<ref name="NIDA" />。
 
== 脚注 ==
{{reflist}}
 
== 関連項目 ==
{{Commonscat|Adolescence}}