「ダイヤモンド・カッター」の版間の差分

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{{Otheruses|'''プロレス技'''|ガラス等の加工に用いられる刃先に[[ダイヤモンド#人工ダイヤモンド|人工ダイヤモンド]]を埋め込んだ'''カッターナイフ'''|カッターナイフ}}
{{出典の明記|date =2017-10-21 2018年2月}}
[[Fileファイル:RKO-2006-finsiher.jpg|thumb|[[ランディ・オートン]]によるジャ飛びつき式ワ・ダイヤモンド・カッター (RKO)。]]
'''ダイヤモンド・カッター''' (''Diamond Cutter'') は、[[プロレス技]]の一種である。
 
== 概要 ==
[[ダイヤモンド・ダラス・ペイジ]]の代名詞的[[フィニッシュ・ホールド]]。背中を向けた状態で相手の正面へとってち、自身の右腕を左首筋の方から相手の喉元に引っ掛けて、自身の左腕も左首筋の方から相手の首の後ろへと回し、自身の両腕をクラッチして相手の首を抱え込み、背中から倒れ込む勢いで相手の体を前のめりに引き倒して相手の顔や胸を痛打させると同時に首にも衝撃を与える。[[投げ技]]に分類される場合と、[[打撃技]](打ち付け技)に分類される場合とがある。
 
元々は[[ジョン・ロウリネイティス|ジョニー・エース]]のオリジナル技である[[エース・クラッシャー]](改良型)をエースと親交のあったペイジが教えてもらい、ダイヤモンド・カッターの名フィニッシュ・ホールドとして使用したことで有名になった。
 
== 同型技主な使用者 ==
* [[ダイヤモンド・ダラス・ペイジ]]
; [[エース・クラッシャー]](改良型)
* [[小島聡]] - '''コジコジ・カッター'''の名称で使用。
: [[ジョニー・エース]]のオリジナル技。前述のとおり、ダイヤモンド・カッターの考案者。前期型エース・クラッシャーとは形が違う。また、様々なバリエーションがある。
* [[マイク・ポルクロペック|マイク・バートン]] - '''バートン・カッター'''の名称で使用。
; ババ・カッター
: [[ダッドリー・ボーイズ]](チーム3D)の兄である[[マーク・ロモナコ|ババ・レイ・ダッドリー]](ブラザー・レイ)が使うダイヤモンド・カッターの名称。
; コジマ・カッター
: [[小島聡]]の使うダイヤモンド・カッターの名称。'''コジコジ・カッター'''と呼ばれることもある。
; バートン・カッター
: [[マイク・ポルクロペック|マイク・バートン]]の使うダイヤモンド・カッターの名称。バートンはエースのタッグパートナーだった時期があり、直接エース・クラッシャー(改良型)を伝授されている。
 
== 派生技 ==
; <span id="ダッドリー・デス・ドロップ">ダッドリー・デス・ドロップ</span>
; <span id="TKO">TKO</span>(トータル・ノック・アウト)
: '''3D'''とも呼ばれる。[[ダッドリー・ボーイズ]]([[マーク・ロモナコ|ババ・レイ・ダッドリー]]&[[ディーボン・ヒューズ|ディーボン・ダッドリー]])のオリジナル合体技。向かい合った相手の右腿を左手で左腿を右手で、それぞれ抱え込み、相手の体をリフトアップしてディーボンが体を後ろに倒して走り込んだババ・レイがディーボンの背後で体をジャンプさせて落下する相手の頭をババ・レイが両手でキャッチして相手の体をダイヤモンド・カッターの形で叩きつける。
: [[マーク・メロ]](ジョニー・B・バッド)のオリジナル技。相手を[[ファイヤーマンズキャリー]]に抱え上げて相手の脚を振ってダイヤモンド・カッターに移行する。[[エイサー8]]が'''ミルクムナリ'''の名称で使用。[[太陽ケア]]が'''ハワイアン・スマッシャー'''の名称で使用しているが厳密には[[エース・クラッシャー]]からの派生技である(ケアの得意技「TKO」とは別の技)。その見栄えの良さから多くのレスラーにコピーされており、[[泉田純至]]は'''不入(いず)ドム'''の名称で使用。
; <span id="RKO">RKO</span>
: [[ランディ・オートン]]が使用しているジャンピング・ダイヤモンド・カッターで技名はオートンの本名である'''ランディ・キース・オートン'''の頭文字を掛けたものという説が有力で使用を始める前には[[ダイヤモンド・ダラス・ペイジ]]に許可をもらったとコメントしている。相手の頭を持つ時片手しか使わないのが特徴で[[トリプルH]]などから「なるべく高く跳んだ方が見栄えが良い」とアドバイスされている。試合終盤に電光石火で浴びせたり、相手をダウンさせた後にオートン特有の両手を大きく広げるアピールをしながら相手の死角に、まわりこむように待機して相手が起き上がってオートンと向き合った瞬間に技を浴びせるという2つのパターンが基本となっている。空中技へのカウンターとして使用される際は'''スーパーRKO'''と呼ばれる。しかし、近年は両手でやっているので区別がつかなくなっている。[[カール・アンダーソン (プロレスラー)|カール・アンダーソン]]が使用する'''ガンスタン'''も両手式のRKOといえる技。
; <span id="ツイスト・オブ・フェイト">ツイスト・オブ・フェイト</span>
: [[マット・ハーディー]]と[[ジェフ・ハーディー]]の得意オリジナル技。前屈みになった相手の頭を脇首の後ろはさむ[[DDT (プロレス技)|DDT]]の体勢正面から左腕を回し、の体だけ、ひねりつつ左方向へと180度捻って相手の頭を挟んでいなかった方の手で抱え込み、相手の頭持ち替えてダイヤモンド・カッターに移行する。[[スタナー]]・ツイスト・オブ・フェイトや最初にリバースDDTの形で捕えて後頭部を打ち付叩きつる'''エクストリーム・ツイスト・オブ・フェイト'''という更なる派生技も存在する。
; <span id="ダッドリーハワイアン・ドロプ(3D)シャー">ダッドリーハワイアン・ドロプ(3D)シャー</span>
: [[太陽ケア]]のオリジナル技。相手を[[ファイヤーマンズキャリー]]の要領で両肩に担ぎ上げて自身の上半身を左方向へと軽く捻りながら相手の足を掴んでいた左手を離して、その勢いで右方向へと90度旋回する相手の首を両手でキャッチして相手の体をダイヤモンド・カッターの形で叩きつける。
: [[ダッドリー・ボーイズ]](チーム3D)のオリジナル技。ロープに振った相手を1人がフラップ・ジャックの要領で上空に放り上げて足を掴み、もう1人が相手頭部を空中でキャッチしダイヤモンド・カッターの基本形に移行して相手をマットに叩きつける合体技。頭文字を取って3Dと略される場合が多い。ダッドリー・ボーイズは応用技としてテーブルに叩きつける場合が多い。[[テンコジ]]が'''テンコジ・カッター'''、[[ムーブメント (プロレス)|ムーブメント]]が'''ムーブメント・カッター'''の名称で使用。
; <span id="アシッド・ドロップ">アシッド・ドロップ</span>
: [[WWE]]では'''ダッドリー・ドッグ'''と呼ばれている。[[マット・ハイソン|スパイク・ダッドリー]]のオリジナル技。相手の首を[[スタナー]]の要領で右肩に固定して相手の首を抱えたままコーナーを駆け上がってコーナー最上段を蹴ったあと体を右方向へと180度水平旋回させて相手をダイヤモンド・カッターの形で叩きつける。
; <span id="TKORKO">TKORKO</span>(ランディ・キタルノック・アウオー
: [[ランディ・オートン]]のオリジナル技。相手に背中を向けるように体を軽く捻りながらジャンプして自身の右腕を左首筋の方から相手の顎の下に引っ掛けて、相手の首を右手で抱えたまま背中から落下して、その勢いで前のめりに倒した相手の顔、首、胸に衝撃を与える。
; <span id="オス・カッター">オス・カッター</span>
: [[ウィル・オスプレイ]]のオリジナル技。ロープに向かって走り出してセカンドロープに跳び乗ってロープを踏み台蹴った反動を使って後ろ跳び退くようにジャンプして跳躍背後に迫っていた相手の頭を両手でキャッチして相手の首に飛びつき体をダイヤモンド・カッターに移行すの形で叩きつける。
 
== 返し方 ==
ダイヤモンド・カッターはかける相手に背中や腕を晒すことになる技なので反撃は多種多様である。
* 力任せに腕のロックを外して脱出する。
* 落とされる(投げられる)前に相手を前に突き飛ばして脱出する(脱出後は無防備となった相手の背後から技を仕掛ける。また、相手を強く突き飛ばした場合は相手はコーナーやロープに跳ね返って戻ってくるため、反撃のバリエーションはさらに増える)。
* 落とされる瞬間相手を前に突き飛ばして脱出あるいはダメージの軽減を図る。
* 落とされる瞬間逆に相手を持ち上げて前方へと投げ飛ばして背中から叩きつける(リング外に投げて落としてしまうケースもある)。
 
== 関連項目 ==