「広島市への原子爆弾投下」の版間の差分

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被爆者差別の存在やその実態については、従来、一部で問題とされていたのみで、広く公にされることはなかったが、ついに[[2010年]]に[[日本放送協会]](NHK)は、その原因を、「戦後のGHQによる言論統制を受けた報道機関が、正しく原爆に関する報道を行わなかったため、当時、日本国民の間で放射能・放射線の知識が一般的でなかったことと相まり、国民の間に誤った認識が広く蔓延したためである」と分析、過去に存在した被爆者差別とその実態について発表した<ref>ふるさと発スペシャル『はだしのゲンは終わらない 幻の続編からのメッセージ』[[日本放送協会]]広島放送局制作、2010年7月30日放送。</ref>
 
だし、連合国軍の占領が終わった後も、NHKを含む報道機関が原爆について決して正しい報道だけを行っていたわけではない上に、これらの報道機関はそのことについて自己批判や謝罪をしたことはない。
 
なおその1年前、[[中国放送]]の記者であった[[秋信利彦]](秋信は[[1975年]][[10月31日]]、昭和天皇に原爆について質問した記者である)は、当時の被爆者差別や被爆者の報道機関に対する強い反感と反発の実態について証言している<ref name="中国放送20090806">『きのこ雲の下から、あしたへ』中国放送制作、2009年8月6日放送。</ref>。多くの被爆者個人が公に自身の被爆体験を語り始めたのは、おおむね、被爆者差別の軽減以降である。