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{{Otheruses||[[陸上自衛隊]]の消防車|消防車 (陸上自衛隊駐屯地用)}}
{{画像提供依頼|<br />1. 塗色がスカーレッドの車両の写真(通常の赤色車両と違いのわかるもので)<br />2. 速消小型水槽車(正面、バックハッチが開き艤装が見えるもの、以上2つ)|date=2012年10月|cat=自動車|}}
[[ファイル:Fire Car.jpg|thumb|250px|right|消防車(大阪市消防局[[鶴見区 (大阪市)|鶴見消防署]])<br />左から、はしご車と小型タンク車など]]
'''消防車'''(しょうぼうしゃ)は、[[火災]]その他[[災害]]に際してその鎮圧や防御を行う際に使用される特殊な装備を持つ[[自動車]]である。[[日本]]では、朱色に塗られた(道路運送車両法に基づく)[[特種用途自動車]]の一つで、用途の関係から、[[緊急自動車]]の一つに指定されている。
 
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ファイル:Sapporo Fire bureau chuoh7 ladder vehicle.JPG|はしご付消防車<br />(50メートル級)<br />日野・スーパードルフィンプロフィア<br />([[札幌市消防局]]中央はしご隊)
ファイル:Hashigo001.jpg|はしご付消防車<br />(40メートル級)<br />[[日野・MH|日野・モリタ・スーパージャイロラダーMH]]<br />([[三郷市消防本部]]北分署)
ファイル:Fire-Engine-02.jpg|はしご付消防車<br />(30メートル級)<br />[[日産ディーゼル・ビッグサム]]<br />([[名古屋市消防局]]港消防署)
ファイル:TE120.jpg|はしご付消防ポンプ自動車<br />日野・TE120<br />(元[[沖縄市消防本部]])
ファイル:Fireengine40.jpg|はしご車<br />(スーパージャイロ<br />ラダー(40m級)<br />[[日野・プロフィア]]<br />[[川越地区消防組合|川越地区消防局]]
ファイル:Wako-L.jpg|Σ型屈折はしご車<br />[[日野・レンジャー|日野・レンジャープロ]]<br />([[埼玉県南西部消防本部]]和光消防署)
ファイル:TFD-LP.jpg|屈折放水塔車<br />[[日野・スーパードルフィン]]<br />(東京消防庁第二方面LP)
ファイル:Small ladder fire engine.JPG|水槽付小型はしご車(15メートル級)<br />([[稚内地区消防事務組合]]消防署[[豊富町|豊富]]支署)
ファイル:P1010297.JPG|屈折はしご車<br />(札幌市消防局・豊水屈折はしご隊)
ファイル:MH2max.jpg|国産[[モリタ]]社製の先端屈折はしご車<br />([[日野・MH|日野・モリタ・スーパージャイロラダーMH]]
ファイル:Hino-Magirus.jpg|日本製車台にドイツ製はしごを搭載したもの(40メートル級)<br />日野・イヴェコ・マギルス [[日野・プロフィア|プロフィア]]<br />(東京消防庁丸の内消防署)
ファイル:Nakano-L.jpg|2軸型のはしご車<br />[[日野・MH|日野・モリタ・スーパージャイロラダーMH]]<br />(東京消防庁[[中野消防署 (中野区)|中野消防署]])
ファイル:屈折式はしご車の先端01.jpg|先端を屈折させる先端屈折式はしご車<br />([[豊田市消防本部]])
ファイル:Ashikaga-ladder.jpg|屈折はしご車<br />([[足利市消防本部]])
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ファイル:TFD8-R1.jpg|II型<br />[[東京消防庁]]
ファイル:YCFB SR Rescue1 2013 01.jpg|III型(ハイルーフ)<br />[[横浜市消防局]]
ファイル:20080831 大阪 大阪市西 救助.JPG|IV型<br />[[大阪市消防局]]
ファイル:Kiryu-Rescue.JPG|バス型のII型<br />[[桐生市消防本部]]
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ファイル:豊田市消防本部 指揮車.jpg|指揮車<br />[[トヨタ・ハイエース]]<br />(豊田市消防本部北消防署指揮隊)<br />屋根先端には情報収集用のカメラが搭載されている。
ファイル:Sapporo Fire bureau higashi1 Command vehicle.JPG|指揮車<br />[[トヨタ・ハイエース]]<br />(札幌市消防局東消防署指揮隊)
ファイル:Sapporo Fire bureau chuoh1 Command vehicle.JPG|指揮車<br />[[トヨタ・グランドハイエース]]<br />(札幌市消防局中央消防署指揮隊)
ファイル:YCFB SR Overall Command vehicle 01.jpg|総合指揮車(横浜市消防局特別高度救助隊)
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その後、[[1995年]]1月に発生した[[阪神・淡路大震災]]において、[[オートバイ]]が機動力を生かして情報伝達や収集活動で活躍したという実績が全国の消防関係者の注目を大いに集めた<ref>[http://www.city.ueda.nagano.jp/pc/shoboudan/kakutai/baiku/baiku.html 上田市消防団バイク隊]</ref>ことから、全国各地で二輪車を導入する消防機関が増えてきている。
 
1997年1月、千葉県[[八千代市消防本部]]に2台一組で行動する「消防機動二輪部隊(通称ファイヤーバスターズ)」が配備された。[[ホンダ・ナイトホーク|HONDAナイトホーク250]]を使用し、水タンク、水を霧状にして火元に叩きつけて消すフォグガンを装備する。この「消防二輪」は大阪市が廃止して以来の復活である。2007年、装備及び車体の老朽化により退役・廃止、現在は活動当時を偲ばせる機材として展示にのみ活用されている。
 
1997年12月、[[東京消防庁]]は[[ヤマハ・セロー|YAMAHAセロー225]]に消防資機材を搭載した消防活動二輪隊『クイックアタッカー』の運用を開始した。この部隊は2台1組となり、1号車には可搬消火器具(かつては『[[インパルス消火システム|インパルス]]』、現在は『[[圧縮空気泡消火システム|ポータブルCAFS 武蔵]]』)を、2号車には、油圧式救助器具『ユニツール』を装備している。震災時の初動を任務とするほか、渋滞する高速道路での交通事故救助活動、山岳救助等に活躍している。
 
2004年11月、千葉県[[四街道市]]にタンク装備の“放水が出来る二輪ポンプ車”が初めて配置された。(日本機械工業製、車名:ミストドラゴン<ref>[http://www.nikki-net.co.jp/product/mist-a.html 日本機械工業 - ミストドラゴン]</ref>、250ccスクーターにサイレン、容量60リットルのタンク、ポンプを搭載) このほか、[[宮崎市消防局]]など 各地の消防本部にも配置されているほか、[[横浜市消防局]]の消火装備を有しない震災時情報収集部隊『消防機動二輪隊』や、[[東京消防庁]][[東久留米消防署]]や[[群馬県]][[太田市消防本部]]の『[[救命ライダー]]』([[救急バイク]])<ref>[http://www.city.ota.gunma.jp/otafire/syoukai/syoubousyaetc.html 太田市|車両の紹介]</ref>([[ホンダ・CB400スーパーフォア|HONDA CB400SUPER FOUR]])などが導入されている。
東久留米市消防本部当時の救急バイクは東久留米市が東京消防庁に消防業務を事務委託したことに伴い廃止され展示用として民間団体に貸与されている
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ファイル:Fire_motorcycle_at_tokyo_fire_museum.jpg|1970年代の[[東京消防庁]]の二輪消防車
ファイル:Fire-engine-bike.jpg|消防機動二輪隊(横浜市消防局)
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ファイル:TFD-CS.jpg|特殊災害対策車(大型)<br />(東京消防庁第三方面本部CS1・更新済)
ファイル:Saitama-tokusai.jpg|特殊災害対応車<br />[[日野・レンジャー]]<br />([[さいたま市消防局]])
ファイル:機動特殊災害対応隊.jpg|消防庁貸与の特殊災害対応車<br />([[横浜市消防局]]
ファイル:TFD9-CS3.JPG|高踏破偵察車<br />(東京消防庁第九方面本部CS3)
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前述のとおり、阪神大震災を契機に[[消防庁]]によって47都道府県全部に1台ずつの配備が進められ、最後まで未配備だった徳島県にも配置完了した直後、[[東日本大震災]]が発生。大いに活用された。消防庁が所有し自治体に貸与・管理させる車両には所属消防本部名とは別に「総務省消防庁 (配備先都道府県名)」のネームが入れられている。
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ファイル:Kawagoe-shinen.jpg|支援車I型 [[いすゞ・フォワード]]<br />(埼玉県[[川越地区消防組合]])
ファイル:岡崎市消防本部 支援車.jpg|支援車I型([[総務省消防庁]]貸与) [[日野・プロフィア]]<br />([[愛知県]][[岡崎市消防本部]])
ファイル:機動支援(神奈川).jpg|支援車I型(総務省消防庁貸与) [[日野・プロフィア]]<br />([[神奈川県]][[横浜市消防局]]
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; II型
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[[地下街]]火災などに対応する。煙などを吸出す蛇腹チューブ付排気排煙機([[換気扇]])を搭載し、発泡した消火剤を火元に大量に送り込み窒息消火する車両<ref>[http://www.signalos.co.jp/html_sharyou/sharyou_jpn_smoke.html 日本の排煙高発泡車 ] </ref>。なぜ泡かというと、地下では水による消火を続けると放水された水が排水されず徐々に溜まり消防隊員の活動などを妨げることや、他の店舗や設備に水損被害を与えないようにするため:やや古い機種では、吸気(排煙)機能がないものもある。近年は排煙高発泡と照明電源の機能をまとめた車両も登場している。
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ファイル:Sapporo Fire bureau miyanomori14 Foam & lighting vehicle.JPG|排煙・高発泡・照明車<br />(札幌市消防局・宮の森14)
ファイル:YCFB SR Kidou Kouhappou 01.JPG|排煙高発泡車<br />(横浜市消防局)
ファイル:TFD2-CXrear.jpg|排煙高発泡車(後部)<br />(東京消防庁)
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; 大型ブロアー車
: 上述の排煙高発泡車が煙を『吸い出す』のに対し、こちらは煙や可燃性ガスなどの気体を、後部に設置した巨大な“扇風機”で『吹き飛ばす』車両。なお、『吹き飛ばす』といっても、実際に風で吹き飛ばすのではなく、ファンで空気を送り込むことによる気圧差を利用し気体を『押し出す』<ref>[http://www.city.osaka.lg.jp/shobo/page/0000051775.html 大型ブロアー車] </ref>。ファンにホースを連結すれば噴霧もできる。同機構を搭載した日本初となる車両は2005年に[[豊田市消防本部]]が導入した照明電源車と大型ブロアーの能力を併せ持つ「排煙電源車」である<!--この車両の名称は「排煙電源車」だが、大型ブロアーを搭載した日本初の車両のためこちらに記載-->。その後、[[JR福知山線脱線事故]]の際、ガソリンが漏洩による気化ガス等の有毒ガスの充満した事例を教訓として、2007年に総務省消防庁からの供与の形で[[政令指定都市]]及び東京都の[[特別高度救助隊]]が設置されている消防局の中で[[東京消防庁]][[札幌市消防局]]、[[名古屋市消防局]]、[[大阪市消防局]]、[[福岡市消防局]]の5消防局にウォーターカッター車と共に大型ブロアー車(大型ブロアー搭載車)が貸与配備された<ref>[http://www.fdma.go.jp/html/hakusho/h20/h20/html/k2530000.html 救助体制の整備の課題] </ref>。[[市川市消防局]]も排煙高発泡車の更新に伴い導入している<ref>[http://www.city.ichikawa.lg.jp/fir02/1111000002.html 活躍する消防自動車] </ref>。[[藤沢市消防局]]には市独自購入した大型ブロアーと空気ボンベ充填機能をまとめた車両が配備されている <ref>[https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/keibou/press/h28tennji.html 平成27年度導入消防車両の展示及び車両説明を実施します] </ref>。
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ファイル:豊田市消防本部 大型ブロアー車01.jpg|大型ブロアー車<br />(豊田市消防本部)
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; ウォーターカッター車
: [[ウォータージェット|ウォーターカッター]]を用いて障害物を切断する車両<ref>[http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-dai6honbu/6hr/kidoukyukyu.htm ウォーターカッター搭載車] </ref>。[[JR福知山線脱線事故]]の際に車両からのガソリン漏洩によって気化ガスが充満し、引火を避ける目的や被害者の安全のためにバーナーやエンジンカッターなど火花が発生する[[救助資機材]]が使用できなく救助が難航した事例を教訓とし、上述の大型ブロアー車と共に2007年に[[政令指定都市]]及び東京都の[[特別高度救助隊]]が設置されている消防の中で[[東京消防庁]][[札幌市消防局]][[名古屋市消防局]][[大阪市消防局]][[福岡市消防局]]の5消防に貸与配備された<ref>[http://www.fdma.go.jp/ugoki/h1902/190131-1-20.pdf 「ウォーターカッター車」及び「大型ブロアー車」を導入] </ref>。
<gallery widths= "360px" perrow="3">
ファイル:TFD-watercutter.jpg|ウォーターカッター車<br />[[日野・デュトロ]]<br />(東京消防庁)
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; 特別高度工作車
: 上記の大型ブロアーとウォーターカッター機能を兼ね備えた車両で<ref>[http://www.yashika.jp/article/14880209.html 特別高度工作車 ] </ref>、大型ブロアー車のように煙を排除でき、ウォーターカッター車のように[[ウォータージェット|ウォーターカッター]]で障害物を切断できる<ref>[http://www.city.yokohama.lg.jp/shobo/vehicle/35.html 特別高度工作車 ] </ref>。2009年に[[政令指定都市]]の消防局で[[特別高度救助隊]]が設置されている[[さいたま市消防局]]、[[横浜市消防局]]、[[新潟市消防局]]、[[広島市消防局]]、[[仙台市消防局]]の5消防局に総務省消防庁からの貸与の形で配備された<ref>[http://www.fdma.go.jp/html/hakusho/h21/h21/html/k2532000.html (2)資機材の整備] </ref>。2010年に[[神戸市消防局]]、[[京都市消防局]]、[[堺市消防局]]、[[千葉市消防局]]、[[岡山市消防局]]、[[川崎市消防局]]、[[静岡市消防局]]、[[浜松市消防局]]、[[北九州市消防局]]、2012年には[[相模原市消防局]]、[[熊本市消防局]]にも貸与した。2016年には[[藤沢市消防局]]が市独自購入で配備した。
<gallery widths= "360px" perrow="3">ファイル:Yokohama-tokubetukoudo.jpg|特別高度工作車<br />[[三菱ふそう・ファイター]]<br />(横浜市消防局)
ファイル:Okayama nisi r2.jpg|特別高度工作車<br />[[三菱ふそう・ファイター]]<br />(岡山市消防局)
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ファイル:TFD6-TC.jpg|重機及び搬送車<br />(東京消防庁)
ファイル:TFD6-TC2.jpg|双腕重機<br />(東京消防庁)
ファイル:機動震災作業車.jpg|機動震災作業車<br />[[三菱ふそう・ファイター]]<br />(横浜市消防局)
ファイル:TFD-TCRF.jpg|救出救助車(退役済み)及び搬送車<br />(東京消防庁)
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; 破壊工作車・震災工作車
: [[無限軌道|クローラ]]・[[タイヤ]]駆動方式の[[油圧ショベル|ショベルカー]]ベースが多い。ショベルバケットではなくグラップル(破壊用マジックハンド)を装備する。基本的に、消防分団には救助工作車を配備できなかったので、破壊工作車と言われる車両が消防分団に配備されている地域もある。[[横浜市消防局]]など「排除工作車」」<ref>[http://www.city.yokohama.lg.jp/shobo/vehicle/21.html 排除工作車] </ref>等と呼称する消防機関もある。有名な車両が、[[北海道]][[旭川市消防本部]]で隊員の[[殉職]]を教訓に導入された'''[[ありま号]]'''。車名の由来は殉職者を偲び、姓を頂いたもの。[[岡山市消防局]]では[[特別高度救助隊]]にトラックベースで[[レッカー]]やクレーン、排除用のアタッチメントを装備したものを配備している。また、かつて[[松戸市消防局]]と[[静岡市消防局]]が[[カタピラ]]でショベル等を装備したタイプを、[[東京消防庁]]と[[川崎市消防局]]がトラックタイプにレッカーとクレーン装置を装備し掘削バケットやコンクリートブレーカーのアタッチメントも装備可能なタイプを、[[大阪市消防局]]はウニモグベースに3トンの吊り上げ能力を持つクレーンと車体後部には放置された車両を移動目的としたレッカー装置も装備可能なタイプの「震災工作車」を保有していた<ref>[http://www.signalos.co.jp/html_sharyou/sharyou_jpn_wrecker.html 日本の消防救援車 ] </ref>。
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ファイル:YCFB Exclusion wheel loader 01.JPG|排除工作車(油圧ショベル搭載時)<br />(横浜市消防局)
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: 査察車は防火査察執行や職員の移動用に用いられる車両である。本部や消防署に配備されている。査察車には、緊急車両と一般車両の二つがあり、緊急車両は塗装が朱になっている。一方、一般車両の塗装は車両のもともとの色のまま使うこともある。消防本部名を入れるところと入れないところがある。
; 資機材(資器材)搬送車
: 機(器)材を搬送する車両で、救助工作車などに搭載される装備からゴムボートや土嚢までさまざまである。通常の[[貨物自動車|トラック]]に赤色灯・サイレンを付けている型が多いが、大都市の消防本部を中心に[[コンテナ]]換装式の型も増えている。これにより、予め準備された多彩なコンテナ・荷台を災害によって使い分けられる。<br />東京消防庁に配備されている資材搬送車を例に取ると、一般救助型・化学火災型・林野火災型・平ボディ型の4種類を使い分けている。現在では、支援車II型規格が制定されており、その車両規格はコンテナ換装式の資材搬送車と近いものであるが、装備品は異なる。また[[札幌市消防局]]では支援工作車[[牽引自動車|大型トレーラー]]型(Σシステムという)を配備している。
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ファイル:名古屋市消防局 資器材搬送車01.jpg|資器材搬送車<br />(名古屋市消防局)
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ファイル:田原市消防本部 災害支援車01.jpg|災害支援車(人員輸送車)<br />[[トヨタ・コースター]]<br />(田原市消防本部)
ファイル:Kyobashi-SQ.jpg|災害対応多目的車<br />[[三菱ふそう・ローザ]]<br />(東京消防庁]
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; 火災原因調査車
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:トイレ・シャワー等も備わった支援車の配備が進み、限定的な用途しか持たないため東京消防庁・大阪市消防局・千葉市消防局などごく一部の消防機関にしか配備されていない。
; 水難救助車
: 主に[[水難事故]]に出動し、[[水難救助隊]]が[[水難救助]]活動を行うための資機材を積載した車両<ref>[http://www.signalos.co.jp/html_sharyou/sharyou_jpn_waterrescue.html 日本の水難救助車] </ref>。[[ボート]]、[[船外機]]、[[ウェットスーツ]]等の各種水難救助用機材を搭載する。一般的には、ウェットスーツや装備品の着装が容易にできる必要があり、隊員が立ったまま乗車できる車両も多い。従来はマイクロバス<ref>[http://www.city.osaka.lg.jp/shobo_suijo/page/0000309997.html 水難救助隊の紹介] </ref>が主流だったが、現在ではトラックベース<ref>[http://www.city.yokohama.lg.jp/shobo/vehicle/20150427140119.html 水難救助車] </ref>や1BOX([[高規格救急車]]ベース等<ref>[https://www.signalos.co.jp/image/sharyou4/128c_15L.jpg 秋田市消防本部土崎消防署の消防車両 ] </ref>)がある。冬季活動時の隊員支援や汚染物除去を目的としてシャワーを装備した車両もある。平成25年度に総務省消防庁より緊急消防援助隊の車両として津波・大規模風水害対策車<ref>[http://www.fdma.go.jp/ugoki/h2608/2608_17.pdf 緊急消防援助隊車両(津波・大規模風水害対策車) の配備] </ref>を全国各地に配備した。この車両は[[東日本大震災]]の教訓から津波や水害などの水災害時に冠水地域等での救助活動を目的として[[消防大学校]]消防研究センターで試験運用や改良研究が重ねられた水陸両用の[[全地形対応車|バギー]](ARGO・アーゴ)やFRP製ボート、ゴムボート、船外機、水難救助資機材を積載しており<ref>[http://www.city.osaka.lg.jp/shobo_tsurumi/page/0000287421.html 津波・大規模風水害対策車両] </ref>、[[平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害]]や[[平成27年台風第18号]]に伴う[[平成27年9月関東・東北豪雨]]災害で茨城県[[常総市]]に[[緊急消防援助隊]]の車両として出場し活躍した<ref>[http://www.sankei.com/west/news/140904/wst1409040033-n1.html 泥水かき分け水陸両用バギーが初出動 長期化見据えた“特殊車両”も 震災教訓に開発] </ref>。津波・大規模風水害対策車や近年配備される水難救助車の多くは[[茅ヶ崎市消防本部]]の水難救助工作車を参考に制作している<ref>[http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/fire/kids/1001808/1001828.html 水難救助工作車] </ref>。
<gallery widths= "360px" perrow="3">
ファイル:TFD-RW.jpg|水難救助車<br />[[三菱ふそう・ファイター]]<br />(東京消防庁)
</gallery>
; 山岳救助車