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'''家族心理学'''('''かぞくしんりがく''')とは、[[家族]]関係を研究対象とする[[心理学]]である。三世代・四世代同居の拡大家族から[[夫婦]]と子の[[核家族]]への変化に伴う、現代家族の直面する問題に焦点を合わせる。たとえば、子供の養育と巣立ちの問題、学校恐怖症と登校拒否症、少年非行と思春期の子供の[[家庭内暴力]]、中年夫婦の心理的な家庭内[[離婚]]、離婚と子の看護などの問題があげられる。地縁や社縁などによる援助システムの減退から、家族の孤立化が進んでいる。
[[非行]]少年や[[不登校]]の児童・生徒あるいは[[神経症]]青年への援助に、本人への心理療法より、家族への治療的介入が効果的であるとの発見より1980年代に発展した、心理学の中でも新しめの分野である。
現代家族が直面する危機の克服を目指し、子供や配偶者の問題行動や心理面の症状、親子・夫婦の不和への心理的援助法の理論、そして家族の健全的な発達の方法の理論の研究が主要な課題である。