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Chino Kafu (会話 | 投稿記録)
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戦前の[[三井財閥]]は日本最大の[[財閥]]として財界に君臨したが、戦後の財閥解体後、同じ旧財閥の[[三菱グループ]]・[[住友グループ]]に比べて再結集が遅れたこと、本来中核となってグループに資金供給をすべき[[三井銀行]]が[[帝国銀行]]の分裂によって規模が縮小してしまっていたこと、[[高度経済成長]]期の[[重化学工業]]化に乗り遅れたこと、などから戦前に比べその相対的な地位は低下した。そのため三井グループは表面上、あまり結束が強くない。また、[[トヨタ自動車]]や[[東芝]]などが、そして東芝との関係から[[IHI]]なども加わっている。しかしながら、表に現れない部分での結束は未だ残っており、三井系列企業経営層専用のクラブ、そして三井記念病院内にも経営層クラス専用の特待病室があることが知られている。
 
最近の動きとしては、三井鉱山は[[新日本製鐵]](現:[[新日鐵住金]])等の支援を受け経営再建を目指し、「[[日本コークス工業]]」と改名し三井グループから離脱。2008年4月には、三井財閥の源流である越後屋呉服店の後裔[[三越]]が、[[三菱東京UFJ銀行(現:[[三菱UFJ銀行]][[三菱銀行]])をメインバンクとする[[伊勢丹]]と共同持株会社「三越伊勢丹ホールディングス」を設立し経営統合した。一方で、[[さくら銀行]](旧三井銀行)は[[住友銀行]]と合併し[[三井住友銀行]]に、[[富士フイルム]]や[[東京放送ホールディングス]](旧東京放送)等の[[二木会]]への新規加盟や、[[トヨタ自動車]]等の支援を受けた[[三井住友海上火災保険|三井住友海上]]の[[あいおい損害保険|あいおい損保]]や[[ニッセイ同和損害保険|ニッセイ同和損保]]との経営統合等、グループの新陳代謝も活発である。
 
二木会加盟の企業の中では、[[三井]]の名前を冠さない三井傍系の大企業が多数あり、それらと直系との強い結びつきを模索する動きが見られる。